他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

筋を通すために道理は道を開けなさい

中学だか高校だかの音楽の時間で、『エーデルワイス』という素敵極まりない曲を、リコーダーで吹いたか歌ったかした記憶が間違いなくあって、ずっとエーデルワイスという、それ以上分解しようもない厳然とした固有名詞か何かと思っていたのだが、ドイツ語を…

たっぷり〇〇の空欄を脳が勝手に補充するので

3月分の新聞、つまり2ヶ月前の新聞が早くも黄ばみ始めており、物質が劣化する速さをしみじみと感じる今日この頃である。昨日の狂ったような悪天候が嘘のように、ぺろりと晴れて暑いと感じるくらいだった。そろそろ長袖シャツはお役御免となり、衣替えをし…

グラスファイバーの山から春雨を探し出す

朝ごはんに卵黄だけを乗っけてやろうと思って、殻を用いた分離法、これが最もポピュラーな方法である、によって白身と黄身を別っていたのだが、あと少しだけ、あともう少しで完璧に分離できると色気を出し、左手に握った殻で受ける角度を調整していると、意…

築く労力に比して崩れるのは一瞬

敵の技とか何かで記憶喪失になった仲間を、みんなで手助けしながら元通りに回復していくストーリーラインは少年漫画で珍しくないが、ここで大事なのは記憶が「喪失」ではあれ回復が担保されている事で、むしろ記憶不全くらいに言った方が正しいかもしれない…

心不全は突然に

突如MacBookProがイカれて初期化修理が決定し、数々のデータが消える事になり意気阻喪の状態にあるので明日手元に戻ってきてからまとめて書きます。今日は休み! 閉廷!

思わせぶりに一片の責任を感じたい場面もある

何を言っているのか分からないと思うが、普段から何を言っているのか分かられていないような気もするので、やっぱり感じたままを純度99%くらいは保証して書く事にしていると今捏造したから書くと、この間ビルのてっぺんをさらに透かした空の向こうに見える…

時に操縦桿を失うロボットで世界を守れるものか

あまりの質量に押し流されて眠気に屈服しぶっ倒れそうになると、後背に崖を臨みながら、全体重を預けて身体の支配権を放り出したくなる。どこまでも、どこまでも底なく落ちていって、気を失おうとした自覚から滲み出る甘さだけをぼんやりと感じながら背中に…

想像の許す範囲が広がるのを許し続けるために

洗濯されてよれよれになり生地が伸びて十一分袖くらいになった長袖のシャツを着て大手をぶんぶん振って歩くにはずいぶん暑く感じる大気模様になり、従ってそれ相応の格好をせずして下手な運動をするような日向きではなかったわけだが、いくつかの長尺物をバ…

それは、刈り取る者の名前

全体的に、甘い匂いがしますよね。突然こう言われた。私は、「はあ?」という顔をした。近くにお菓子の入ったバスケットがあったので、お菓子の話をされているのかと思った。脈絡がゼロの地点からいきなり切り出されると、生理的に生じるリアクションを垂れ…

心には沸点の特殊なアイテールが詰まっている

見られる事によって興奮する、というのは、ある種の真理である。これは何もMM号的な話ではなくて、というかそちらの話に聞こえたのであれば興奮という言葉の色合いに桃色を強く読み込んでしまったからで、そうではない興奮の話をしている。観客のいないパフ…

二枚も舌があるなら生産力も二倍かと思っていた

キャッチコピーが全然キャッチーじゃなければただのコピーであり、キャッチーじゃないならばそれは虚空を一心に見つめて虚ろな瞳で呟いている呪詛やポエムと一緒なので、ある意味一周してキャッチーだった場合と同じように当事者意識を持って観察する事がで…

神の在所何処なりしや

雑巾の四隅のどこかにほぼ必ずついている、引っ掛ける用の布の輪っかくらいずぶずぶしょぼしょぼの状態だったが、何とか乗り切った。乗り切ったと言うか、乗らなくても良い波に乗ったのだからむしろ自業自得ではあるのだが、乗りかかった船と陸に一本ずつ足…

里芋を煮っ転がし始めたら鍋から飛び出して坂を下り穴に落ちていったので追いかけるおじいさん

人の心というのは本当に難しいものだなあと思い知った挙句、心が難しくても難しくした状況はただ刻一刻と過ぎ行くばかりで、心の持ち主の方には何らの斟酌がないので、ああ大変だ大変だ、生きていくのは、いこうとするのは大変だと心の中で叫びながら色々や…

布団にするなら500円玉に挟まれて寝たい

明日の朝ごはんのおかずを買ってくるのを完全に忘れていたので、明日の朝は白ご飯を、いや玄米なので茶色ご飯を食べる事になってしまった。同じ事は大体2回くらいやると飽きるのだが、今までご飯を食べた回数をざっくり計算しようと頭の中で立式してみた時…

常温のところてんでよしよしされているかのような

夜遅くに出歩いても、夜気の寒さに身を震わせる事がなくなった。ぬるいか涼しいか、ボーダーの上で反復横跳びするような気温が知覚ギリギリの存在感で通り抜けて行くので、これくらいの気候の間に、深夜の川原で寝そべって、ぼんやりと空を見たい。夜空を見…

いいケツしているのは触るのにであって食べるのにではない

よく晴れた朝9時くらいに、窓の敷居を超えた陽光の中に手を伸ばして洗濯物を干している時、重めにしっとりしている洗濯物が素肌を擦って腕を軽くしていくわけだが、数時間後には気持ちよく、時にはパキパキに乾く事に想いを馳せると、たまには洗濯物になっ…

白カビの生えたキノコの手触りは何物にも変えがたい

思い返すと、外にも出たし知っている人にも会ったはずなのだが、一切の会話をしなかった。彼我共に、私が大してしゃべくる人間ではないという事を諒解している。しゃべくらないわけではなくて、場が整備されていれば不要な事から不躾な事まで幅広く様々自分…

自発トリガーがなければ元以上を取ろうという気が起きない

何かを食べる時は、最初の5口目くらい、それがどんな味なのか把握したり思い出したりする過程が一番楽しくて、それ以降は絶対に最大値に辿り着かない、数学IIIでやったlim→∞みたいな絶対に越えられない壁を通り過ぎた後は、継続する同一の信号に対して神経…

年月の一番の指標は堆積した埃の嵩

思い返すと一週間余りに渡ってまともなものを口にしていないので、最近顔の濡れたアンパンマンよろしく力が出ないよ〜と思っていたのはどうやらそのせいだと了解された。家庭的なトラウマにより、ご飯だけはきちんと食べなければいけないと自戒しているのだ…

欠けた価値に救われる事がある

記憶の連続が断絶していて、数日前の記憶がぶっ壊れたハードディスクと同じくらい読み込めなくて、そんななので日を経た感覚もなく、カレンダーを見るのさえ疲れるので、見ないままずるずる寝て起きて食って寝るくらいの杜撰で低品質な生活をしていたところ…

メニュー名でさえこれなのだから子供の名前とかはなおさらに

最近めちゃくちゃに部屋が暗くて、カーテンレールに沿って洗濯物を干しているから日光が遮断されているからかしら、しかしそれにしても暗すぎないかと思って電灯のリモコンから「明」の指令を発すると、照らされ慣れたルクスが返って来た。手が触れた自覚は…

墓穴を掘る時にお前の方は墓穴を覗いていないのか

ネカフェの看板に、「三種類のソフトクリームが充実!」みたいな惹句が書いてあって、確か岡山県錦帯橋に百種類以上に及ぶイロモノフレーバーを取り揃えたソフトクリーム屋があるのだが(にんにく味だけは注文しないように、絶対。約束だ)、さすがにその店…

脂肩脂、チー油チキンブイブイ

早く起きたうれぴー、とかいう感情の前に、昨日の夜、晩御飯を食べた後に「なんかスペシャルっぽい事やっとくか」と思い立ちドミノピザで買ってきて食ったピザが依然胃の中でゴロゴロしていて気持ち悪かったので最悪だった。何かあると無茶な量のピザを食べ…

変に欲を出す方が生き物らしくてよろしい

午後のどこか2時間くらいを割いて目的地を決めず彷徨しようと思っていたのに、目覚めしな雨の音がしていたのでしょんぼりした。貝割れ大根の発育を見る自由研究で、どうなるのかと興味を抱いて最後に日光に当ててみた覚えがあって、しかしその結果が微塵も…

冷凍庫に2kgのぼんじりが眠っている

色々お金を整理して家賃を払った。休暇中でも銀行のATMだけは開いていてありがたい。こういう事は機械に丸投げしていい。一月に一回くらいしか記帳しないので、たまに猛烈な機械音とともに自分でもよく分からない明細がびっしり印字されて返ってくる。携帯料…

大事なのはノリと勢いとそれに伴う自制心

まだ今月の家賃を払っていなくて、サブ口座からメイン口座にお金を移さなければ到底払えたものではない残高なのをすっかり忘れ続けて今日も家を出て5分くらいしてからゆうちょ通帳を持ち出すのを失念した事に気が付いたが、戻るのも面倒だし明日また外出す…

ペットボトル飲料の最後に残る数ミリリットルの恨み

横断歩道は車道に被っているのだから、横断「歩道」と言い切るのは少なからず傲慢で、車道と空間を同じくする点を捨象せず表現するなら車道横断歩道とでも言わなければいけないと思っていたら、いつの間にか信号が変わっていた。それから、カバンに入れてお…

粘土質の地面を丸めて雪合戦をすると痛いらしい

歴史を刻んだのだろうなと一瞥して分かる、木彫りの傘立てというか、外套掛けを無理やり傘立て傘掛けに転用したようなそれがあって、水が溜まる場所に緑青みたいな色と様相で黴が生えていた。異常な状態で屋外に放置された百円玉の額面がそんな感じになって…

顔色のカラーパレットを作らないと機微など読めない

さっきおにぎりを食べた。私の握り拳よりもでかいバクダンおにぎりだったので、例えるならパワプロくんやボンバーマンの手足が丸いそれと似たような感じなのだが、食べ進めて少しもしない間に上品な味のツナマヨが出てきたので、ツナマヨが嫌いな人はマヨが…

「言うは易く行うは難し」と言うは易く行うは難し

起き抜けに着替えて靴下を履くと、身に覚えのない風通しの良さが踵をよぎった。暖かくなったとはいえ、まさか私の頭が惚けて、靴下を履いたつもりが実は履いてませんでした、というどうしようもない誤認が起こったとは思えなかった。なので、踵を見た。スク…