他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

歩いているうちに片足だけ擦り切れていく

「鯛みそ」という、それ以上の情報が得られないに等しい缶詰を買っていた。魚肉ソーセージを包装しているビニルのオレンジをさらに煮詰めたような、鼻をつまみたくなるような強烈な色をしている。ご飯のお供を開拓しようと買ってきたはいいものの、あまりに…

白熱して気球みたいに飛ぶ教室

寝起きの悪さを押して無理やり起きたところ、夕方くらいから脳味噌のだるさというのか、人間なる有機体としての不具合がものすごく、エラーコードが連発されるような鈍さの中で、ぐったりした。打ちっ放しのコンクリ壁が両側から迫り来て、ナポリタンがぐち…

ラップに包んだおにぎりを投げつけてくる不審者がいたら怖い

感情が生起すると、抑圧と死滅を強いる内的作用が働く気がする。地震に伴う津波じゃないのだから、たまにはエモーショナルなウェーブに胸中を洗わせたって全然構わないと頭では思うのだけれど、頭じゃないどこかの部位が、そういった享楽を妨げてくる。楽し…

食い破られて、核が流れていったのかな

一日に3個もシュークリームを食べると、シュークリーム、てめえは食べ辛いなこの野郎と思った。最初の3口くらいはいいのだけれど、残り約6割程度まで食べ進めてしまうと悲劇が起こるトリガーがそこかしこに芽を出すようになる。ぽっかりと大きく口を開け…

どんぶりいっぱいのナタデココを食わせてやる

髪の毛と陰毛の特質の違いについて、数日前外を歩いている時に閃いた覚えがあるのだが、それが一体どんな種類のひらめきだったのかさっぱり忘れてしまった。私個人としてはとても腑に落ちる解釈を施してすっきりしたはずだったのだが、歩く時にぼーっとする…

砂糖容器に水流し込む妖怪

トイレで大きい方を済ませた後に、レバーに手をかけて流そうとすると、結構な頻度で「ババアとホテルに行ったら突然机の上に雑誌を広げてその上にウンコして『これ食ったらベンツ買ってあげる』と言ってきた」というエピソードを思い出す。自分のものといま…

ぐちゃぐちゃに潰しきった豆腐が滝のように頭上から流れてきても怖い

私が豆腐に生まれ変わるとしたら、焼き豆腐にはなりたくないと思う。鍋焼きうどんとか、粘り気のある汁と野菜の中にうずもっているイメージのある、茶色く頬を焦がした焼き豆腐にはなりたくないと思う。木綿豆腐なのでもともとの素肌における肌理が大した事…

人の心にナメクジの通った跡を残す系

雪寄りの雪っぽい水分が降っていた。風雨風雪のいきれを自転車で駆け抜けた経験のある身からすれば、あとまともなドカ雪を目にした経験に照らしてみればハナクソみたいな雪ではあったが、東京で雪というのは一大イベントである。ここで言うイベントとは事態…

船頭多くして山に登り、具が多くて煮汁がなくなった

濃厚みそ鍋のタレを鍋に開けたら、濃厚なみその匂いがむんと香ってきた。パッケージに嘘偽りがなかった。パウチの鍋タレにほぼハズレがないので、ここ数週間で私からミツカンへの好感度・信頼度がめきめき上昇している。ゲームの中で、女の子の好感度を一気…

こたつはあるけど布団の中でアイスは食べない

昨日に引き続き、何編か開高健の作品を読んだ。三人称視点なのに登場人物の内面がぐいぐいくるから、ドライなのにうねりがあるのがとても面白い文章だ。「裸の王様」というのがよかった。最近、コントばっかり観ていて、風呂敷を広げてそれがいかに上手く畳…

濡れたアスファルトと黒いゴミ袋の質感は一緒

起きたらべちょべちょに雨が降っていた。雨が降る音をどんな擬音で表現すればいいのか、そもそも擬音で表現しなければならない理由があるのか、色々言いたい事はあるが、久しぶりに降る雨の音を聞くと、べちょべちょだなと思った。窓の枠から垂れまくる雫が…

人当たりのよさをHBとか6Bとか鉛筆の硬さで表してみてはどうか

気候に嫌われているのかなんなのか知らないが、手の平を返したように気温が逆戻りしていた。空の色合いも文字通り「どんより」、これがどんよりでなければ何がどんよりであろうかと問い詰めたくなるほどに、灰色がかったとろろ芋みたいな質感で鬱々と天球を…

前世はキャラメルの包み紙だったんだろ

慶事があった。数年連絡が途絶え、私の中では亡き者となっていた中高の友人が、直接私に連絡して来たのである。1月にあった同窓会で、共通の知人に「あいつは復活したらしい」と聞き、取次を依頼していたのが今更功を奏したわけである。おそらく話が先方に…

温泉は掘らないと出ない

家に帰ったら、ポストに入っていた。勝ちである。ライブのDVDは公演の翌年ソフト化されるのが習わしらしく、つまりこれが最新のバナナマンライブDVDという事になる。最近知って最近時系列を辿り始めたから、時間軸が追いつくのはこれが初めてとなる。で、さ…

どうぶつの森で海に流したビンはどこへ流れ着いたかな

ものすごく驚く事があった。買い溜めしたバナナマンライブDVDのうち、ある一本を観ていた。『LOVE IS GOLD』という、2014年のワンマンライブのものである。一本目のコント映像が流れ出した瞬間に、「んっ?」と思った。どこかでよく知り、食べ慣れた味が喉を…

ブロッコリーと書かれた容器の中にカイワレが入っていた

頭がバグっていたので、書くのを危うく忘れるところだった。でも、バグるに至った経緯が分からない。月が変わったくらいで不具合が起こるような仕様なら、人間は今までの歴史で間違いなく根から死絶していただろうからだ。「しぜつ」なんていう音に当てはま…

バウムクーヘンが何かに似ていると思ったら、さけるグミを丸めたらああなるんだ。

目には目を歯には歯をぶつければどうにかなると偉い人が教えてくれたので、臭い豚肉には香りの強い草をぶつければ解決した。私の経験上、大抵の肉は適当に炒めた後に香草を振って塩で味を整えれば食べられる範囲の味に落ち着く。今は手元にタイムしかなく、…

剥いだ身ぐるみの脱衣所

とりあえず今日で今月の用事は全て終わったくさい。そうだといい。終わったものとしたい。理由はよく分からないのだが、たまにAmazonで死滅したはずの商品に在庫が復活していたりする。どこかの売り手から引っ張って来たものなのかもしれないが、狙っていた…

辞書にもない意味を託すのだから難しいに決まっている

ぼーっとしないための現実逃避の一策として、「自分の子供にどんな名前をつけるか」を妄想する事がある。たま〜にやる。まだ見ぬ、それどころか顔を見るかどうかさえ不安になるレベルではあるが、自分に子供が産まれたら(男なので「産んでもらったら」かも…

ランゲージボディ

卓上調味料として飲食店に置かれている豆板醤は、どこの店で食べても同じ味がする。厳密に言えば、そりゃあ当たり前にメーカーが違うのだから味は違うのだろうが、しょっぱい辛さが全てを塗り潰すから、舌が「おっ、これは豆板醤の味やないか」と知覚すると…

モナカの構造を典拠に平等を謳う事はできる

チョコモナカジャンボのパッケージにふと目を落とすと、製造所の欄に「森永エンゼルデザート株式会社」と記載されている。頭の中では漠然と「モリナガ」というメーカー名が浮遊乱舞していたのだが、事業形態とか色んな理由で末端まで辿り切ると、この「森永…

いつもタヌキの置物みたいな顔で座っている

近隣で工事が相次いでいる。真横のドガガズガガもそうだが、一本入った路地では旧家屋を取り壊していたり、道路工事をしていたり、くっそデカい建物が日々成長していたり、ゼネコン感が溢れている。私はゼネコンという言葉に対して、利権とかなんとか、そう…

添えるだけの片手とか

モナ王とチョコモナカジャンボを食べ比べると、チョコモナカジャンボの方が圧倒的に美味しいじゃないかと思ったのだが、これと同じ事を高校生の時にも思った記憶がある。時を経て同じ事を考えている。間にチョコが挟まっているからかもしれない。素牛丼より…

ポイフルをくれる人

アルフォートを食べたが、年単位の間隔を置いての事だったような気がする。きのこの山もたけのこの里も、そしてさっき食べたアルフォートも、よくよく因数分解してみればサクサクの部分とチョコレートの部分でしか構成されていない。さすがにプレーンクッキ…

長年継ぎ足される秘伝のタレは死ぬことも許されないのかね

駅の黄色いブロックは、構内アナウンスだと「黄色い点字ブロック」と言われていたはずなのだが、今日耳にした英語の構内アナウンスによると、「yellow warning block」と言うらしい。黄色い、危険を告げる、ブロックらしい。ドイツ語的な語法で考えると黄色…

うる、さい、おい

ものすんごい音がしていた。モンハンをPSPでやっていた記憶が蘇る。確かティガレックス関連の装備とかクエストには「轟」という字が含まれていたはずだ。耳栓しないと咆哮で行動不能にもなったはずだ。轟は、聴覚的な姦しさを視覚的な姦しさに置き換えている…

桃太郎さん、お腰につけたポン菓子、ひとつ私にくださいな。

誑かすという漢字は、とてもいかつい構成である。言葉で狂わせる、これを一文字にまとめると誑かすになる。今の時代に、ボードレールの詩を読んで自殺する青年がどれくらいいるのかは分からないが、甘言でもって道を踏み誤らせる、というのはいつもどこでも…

大福餅の他には中小もあるのだろう?

昨日発作的にいっぱいコントのDVDを買ったので、それを観ていた。一人の人間でも、色んなものを書くものだ。本を買う癖は昔からあったので本を収納、あるいはそこに存するだけのスペースを設けるのは無意識のうちにやってしまっている事なのだが、映像ソフト…

面の皮だけ厚い餓鬼

一見とっつきにくい人が、少し馴染んでみると意外と親しみを持てる人で、もう少し接近してみようかなと思ったところ実はもう一段階向こうは最終障壁を用意していて、そのボーダーを越えるか越えないかがその人を味わい尽くせるかどうかにかかっている時、ど…

断捨離の結果、離れていくのはお前の方かもしれない

それはそれはいっぱい溜まっていた、食品トレーとか牛乳パックをリサイクルボックスに突っ込んできた。「家からスーパーに」行く機会はあったものの、家からそれら回収資源を持って行く事を完全に失念していたので、2ヶ月くらいの間に渡り、冷蔵庫の上と面…