他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

明日もとにかく風は吹く

根拠のない前向きな歌が嫌いなので、よくその類の歌詞をパロディして一人で遊んでいるんですが。

明日は明日の風が吹く、とか言うじゃないですか。

そりゃ、明日は明日の風が吹くかもしれないけれど、明日俺がその風に吹かれるかどうかはまた別の話だと思うんですよ。

だから、あれは明日もお前は生きているだろうという前提が置かれていて、だから今日に絶望せずに明日に向けて頑張れってことなんでしょうか。それとも明日を迎えるために今日を頑張れってことなんでしょうか。僕は今日のことも明日のことも考えてないですけどね。3年先のことを考えて行動しろと幾度となく釘を刺されたものですが、まずはとにかく脳内の言葉に栄養をやらないといけない。言葉が枯れると何もできなくなる。

だから、僕は励ます歌詞を書くなら「明日もとにかく風は吹く」にします。英語でいうitを、形式主語を置いてしまって、主体をぼかす。風は吹くぞ、そして桶屋が儲かるぞ、お前のことは知らんけど。桶屋の儲けを何らかの形で享受するのかもしれないな。桶屋を殺して利益を丸ごと横取りするのかもしれないな。桶屋に嫁いで後継ぎとして間接的に手に入れるのかもしれないな。桶屋ブームの中で頭一つ飛び抜けて個性を発揮し、がっぽがっぽするのかもしれないし、桶屋ブームのひとつ先を見越して風変わりな歯ブラシ専門店とかを構えておくのかもしれない。

風は吹いていて、洗濯物が飛ばされてそれを取りに出て曲がり角で食パンをくわえた女の子にぶつかるのかもしれない。吹いた風に持ち上げられたスカートの中身に、生きる意欲を喚起されるのかもしれない。風吹きすさぶ中で傘を開いたら理由はよく分からないけどそのまま飛ばされて、新天地に降り立ってちやほやされるのかもしれない。

何を言いたいのかが風にさらわれたが、今日はタイトルかな中身を考えただけだ。

ずっと書き損ねていたのだけれど、一応毎日の日記表題はそれなりに考えて意味を織り込んでつけている。日記に限らず、そのくせ、練りに練って考えた名前より、ひょっと思いついた名前の方に愛着があったりして、なぜだか分からない。子供の名前を考えるときは、テキトーにつけた方が可愛がってやれるのだろうか。

僕の命名法はかなり西尾維新に影響を受けているので、普通の名前を付けるとくすぐったい。悪い方に咀嚼したらしい。だから紙を前に置いて、思いついた文字を順繰りに書いていって、ぼーっとしてから脳内でミックスして浮かび上がってきたものに決める。

鈴桐さんなんか、いざ名前が必要になったその場で2秒くらいで考えたし。いなくね? とか思っていたら、意外といるんですね。可愛い。

こんなの日記じゃねえな。水ならぬ風に流しといてください。