他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

荷物が重い分、俺が軽いみたいだろうが。

前日に語った通り、移動先で書いている。スーツケースを力づくで、1時間30分ほど、汗水垂らして無理矢理力の法則に従って押し込め、キャスター周りに付着している泥を見て、そういえば、以前住んでいたところを発った時は雨が降っていて、アホほど重いキャリーバッグを片手で引きながら、プルプルしつつ片手で折り畳み傘を捧げていたのだった。今思い出しても怒りが湧く天の所業であったが、今日はまともだったと言えよう。いや、言わせてくれ。ただ、あまりにも重かったため、運ぶ気が微塵も起きず、家の目の前までタクシーを呼んだ。人生でタクシーに乗った経験を思い返すと、小学生の時に手と足を骨折した時それぞれ一回ずつ、それに何かの機会で1回、偉い人に突然食事に拉致されて1回、のはずなので、これで「片手に収まるくらいの回数はタクシーに乗ったことがあります」と自慢できるようになった。「これが俺のタクシーに乗ったことのある回数じゃい!」と言って、平手打ちを喰らわせられるようになった。よく考えなくても、片方の手で人を殴るには、グーかパー、すなわち指を全く展開しないか指を全て展開するか、この2通りの場合しかありえないような気がする。目潰しチョキは、また別の話だ。あれは殴るではないからな。潰すだから。とにかく、荷物が重かった。いくらタクシーで移動開始地点までトランスファーしたとしても、その後に引きずるべき距離が残っている。せっかくこじ閉じた(こじ開けたの反意であると理解されたし)スーツケースを開錠し、バキィッという不穏な音に不安になり、いくつかのバインダー外見、片面印刷紙(メモに使う。どういう理由かは分からないけれど、私は一時的なメモを取るのに裏白紙を使いたがる)、よく分からん本を廃棄した。それでも重いのだが。手持ち荷物だけで、スーツケースの3分の2ある。俺は今、超絶重量スーツケースを1個と0.666666........個持っている。重い。50キロくらいあるだろうか。さすがにそんなにないかな。お腹に胎児を抱えた女性が、その身にどれだけの荷重を感じるのかは、残念ながら一生男の俺は理解することができない目算が高いが、四六時中こんな感じなのかもしれない。想像で言っているから、眉に唾をつゆだくスープマシマシで聞いてほしい。命は重い、という事を言っている。何かしらの交通機関に乗る度、事故が起きて死んだらどうしよう、と不安になる。なるだけで、すぐ忘れる。すぐぼーっとしてしまう。あぁ、命重いなぁ。スーツケースが重いという話を連日してしまう。新居に着けば、その地のスーパーの話とかしよう。では。