他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

さいぼうパンク

怒涛の一日だった。怒涛なのはたった30分やそこらで、それ以外はいつも通りぼーっとした、輪郭があるんだかないんだか不明瞭なクラゲの端っこみたいな時間だったのだけど、ごく一部に怒涛が集中していた。怒涛のおしくらまんじゅうだった。どっとう! どっとう! ソイヤ! セイヤ! どっとう! どっとう! セイヤ! ソイヤ! 今日も引っ越し業者からの連絡で携帯がアホみたいに鳴り、無の境地で無視する修行に徹していたのが、すっごい気まぐれで、「ま、話くらいは聞いてやるかな?」という気分になり、そのうちの一本を取った。全然聞いたことのない引っ越し会社だった。どれぐらい聞き覚えがないかと言えば、エロ漫画に親しみのない人にとっての文苑堂くらい聞き覚えがなかった。あるいは一水社。それはともかくとして、「いやーちょっとこういう特殊な条件なんっすけど大丈夫ですかねー(無理だろう、よそのように高い見積もりを出してさっさと消えるがいいふへへへへ)」と相談を持ち掛けたところ、「よそだとこんなんでしたよ」を叩き台に、かなり安くなった。それなら引っ越し業者を使うメリットがあるな、という所まで下げてくれた。荷物を取りに行く先の予定を聞いててんやわんやしていたので、ネット回線については考えなしに肯ってしまったところがあるが、まあ、おおよそ、いい感じでまとまったのではないかと思う。かなりの長距離移動なので、引っ越し屋のにーちゃんたちと何を話せばいいのか、今から嫌な冷や汗が止まらない。どうすればいいんだろう。人と会話するときの持ちネタが少なすぎる。「どの出版社のエロ本読むんですか? っていうかそれ以前に3次元のエロ本買いますか、それともエロ漫画雑誌ですか?」という口火の切り方しか分からない。そして、相手が3次元派だったらその時点でゲームオーバーだ。『熱写ボーイ』くらいしか知らない。まだあんのかなアレ。どうしようどうしようが頭の中でぐるぐるしている。どんな話すればいいんだろう。ガテン系の人と絶望的に話題が合わないのは過去の経験から熟知しているので、身体的疲労は彼らに任せるとして、私は精神的疲労並びにプレッシャーに耐えねばならないだろう。助手席に座るのだろうか。それとも、タクシー的な感じで、後部に他の人員と共に座を占め、縮こまっておくのが正答なのだろうか。うおおおお今からお腹が痛いぞ。ついでに言えば、引っ越し当日と今住んでいるところの退去日が同じ日だ。最悪だ。どうすればタイムスケジュールが回るのか考えなきゃいけない。ふたつの間は結構遠い。困った。いつ退去されるんですか? 教えて! っていうメールも来た。頭のメモリが限界だ。休もう。