他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ガスコンロと回鍋肉は一瞬似ている。

暑い日だった。今も暑い。全身に薄く汗の膜が張っているような。全身、うっすらとベトベトする感覚、そういえば夏だなと思わせる。ついでに、人と接触したくないな、と思う。体温を持った湿り気に本能的に感じる怖気でこの暑気が吹き飛んでしまえばいいのだが、残念ながらそんなことはない。嫌な汗が、これまたじっとりと湧き出してくるだけだ。今日電車に乗っていて、一人で1.3人分どっかり座るようなおっさんが隣に座ってきて、あからさまに嫌そうな顔をしている若者を見た。まあ、彼は勉強していたようだからな。それにしても、これからの季節、電車の冷房と人の体温と外気温と、いろいろぐるぐる混ざり合い始める。あれだけ多くの要素があればどこかで乱気流なりなんなり、不思議かつワンダーな現象が起きてもよさそうなものだが、摂理というものがそれを許さないのだろうか。理。理科。理の科目。強そうだな。万物を統べているラスボスのようだ。文。人文。人と文の科目。行き過ぎるもの。しなる弱さか、脆の弱さか。弱点がなければ強さはない。
暑かったのは外に出たからである。部屋(5階)にいるだけでも十分に不快に暑い。銀行で住所変更をし、新居に荷物を持っていき、コンロスペースの大きさを計測した(一度これを忘れていて引き返し、灼天の下を歩み直すのは苦痛だった)。家電量販店でコンロを見ると、コンロの相場ってこんなんなんだな、と知る。一口なら3~4千円、二口なら1万3~4千円というところか。ガスコンロなら、プロパンor都市ガスに対応したゴムチューブと、これまたそれらに対応したチューブキャップみたいなものが必要になるらしい。初めて知った。据え付けコンロの物件にしか住んだことがなかったから。周辺機器がごちゃごちゃしているガスコンロに比べて、IH製品は掃除も楽だし安全そうだ。初期投資も二口コンロと変わらないし、ガスから滲み出る熱気にうだる試練を軽減できそうな気がする。ただ、二口を買ったところで二口使うかというと、一瞬考える。……。あった方がいい、という結論に達した。口は多い方がいい。人に口が2つあったら大変だが。
帰りに、MacbookProを触った。今まで触れたことのない、絶妙な感触のキーボードだった。めちゃくちゃキーピッチが浅いのに、カチカチ反発がある不思議な感じ。画面が綺麗だった。OSでドライブの92GBくらい占められているのは驚いたが。なかなか態度のでかい同居人だ。
ポテトサラダにワサビをつけたら美味しいのではないかと思って試した。一口食べた瞬間に、マヨネーズの油かなんかがワサビの辛味成分を包み込んで緩和するという事実を思い出した。マリアージュしなかった。美味しいと思ったのに。じゃがいもとワサビのバトルが、いつの間にかマヨネーズに抱き留められているのが解せない。