他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ネルトダウン

もうめんどいので移動の車中で書く。眠いなあ。昨日はひどかった。夜1時に眠りについて、いやさ床について、それから5時間くらい眠れず、ずっとぼーっとしていた。ここ最近で最も非生産的な時間として十分に数えられると自負する。それほどに無駄な時間だった。ぼーっとしながら、空が白んでいるのではないかと頻繁に窓の外を怯えた視線で見遣り、依然として夜の帳が降りている事に半分安堵し半分怒りを覚えながら、本当に空が白み人が起き出し会話と鳥のさえずりが開け放した窓から部屋の中に這入ってくる時間まで目が覚めていた。眠りたいと思いながら眠れなくてもいいやと思っていた。横になっているだけでも休息になるというらしいではないか? それならば、なぜ、こうまでして必死に睡眠に身を任せ墜ちていこうとしなければならない? 瞼が軽いままなら己の顔筋の健やかなる事を誇ればいいではないか? なぜ、どうしてこれほどまでに一人でぱたぱたと寝返りを打ち続けなければならない? 瞬間最大寝返り数では、今この瞬間、俺は世界トップクラスの大リーガーなのではないか? どこかからスカウトが来て、人生が一転何かの色にバリエーションチェンジする事だって、決してありえない話ではないこともないこともない。何を求めて腰を布団に擦り付けるのだ。その行為の先に、何かがあるだろうか。眼球の輪郭に沿って覚醒が脳味噌を取り巻き、全体を気怠い弛緩となって抱きすくめる。心の中の天使と悪魔が意識を綱引きしている。いいよ、寝ちゃいなよ、疲れてるんだろう、明日もまた何もないことは知っているけれど、体力はないよりもあった方がいい。湯水のように。打ち寄せる波のように。抜ける髪の毛のように。際限なく、天井なく、限りなく。このまま起きてしまえ、どうせお前の体調が崩れたところで誰に損害が発生するわけでもない。睡眠とはある意味贅沢な時間の浪費なのであるから、その贅沢を実用に投じるだけだ。無論お前に取り立ててやることがないのは知っているけれど、それでも、何もしなかった日と、何でもいいから何かしらの取るに足りない些事を零した日、どちらがちくりと胸に刺さるか、分かりきった事だろう。ぐるぐるして、ばたばたして、ギンギンしていた。今日は眠れるといいのだけれど。なお、何も考えずにハイハイ言っていたら、予定がブッキングしてしまった。しかも、私にメリットしかない用件の方を蹴っ飛ばさざるを得なくなった。どうして、生き方が下手くそだ。手を引いてくれる何かしらが切に欲しい。この身が千々に千切れるほどに。この万感の思い、一笑に付せばいいだろう。十指で以って弾して。