他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

「これにておしまい」と「これにておひらき」って相反してない?

3日連続で、夕方と夜の繋ぎ目に矢玉雨霰のような雨が降っている。比喩じゃなく外から「ズドドドド」という漫画でしか聞かないような音が聞こえる。ガガガガガでも、バリバリバリでもいい。どっちもまた同じく聞こえてくる。これが怖いので、洗濯物を迂闊に干せない。たった1分判断を誤るだけで、洗濯にかけた40分がおじゃんである。おじゃんって可愛いよな。当てる漢字がなさそうなのが素晴らしい。スナック菓子の商品名でありそうな気がするのだ、おじゃん。麻雀の点棒みたいなお菓子だったら嫌だな、夢がない。商品化するにあたってどういう形状にするのか、どのようなフレーバー展開をしていくのか、が見所になるだろう。市場にはすでに「バゴーン」という頭の悪い先駆者がいるので、「おじゃん」くらいでは愁眉を招くような事はありますまい。コマーシャルで一番推していきたいコピーは、「これまでのスナックを、全ておじゃんにする。」である。他所様から怒られたりするのだろうか。こういう誹謗中傷と捉える事も容易なフレーズを使ってしまうと。端っこに米印か*を打って、(当社比)と書いておけば文句は言われないだろうか。当社製品中で当社比くらいまで書かないといけないのだろうか。デリケート、というか、ただいたずらに炎上しやすいだけの被ターゲット層の事なぞ知らないけれど。私は放火魔には興味がないのだ。塩蔵わかめの塩抜きをした。袋を見たら3週間前に賞味期限が切れていたが、私は塩蔵の力を固く固く、それはもう強固に信じているので、躊躇なく調理した。塩は偉大なのだ。「塩の柱」とは言うけれど。一回では抜き足らず、二回の工程を要求された。塩蔵わかめ、貴様は結構な箱入り娘のようだな、塩蔵だけに。塩分がさっぱり抜けた後に、豆板醤と醤油を加えて、適当に混ぜて食べた。美味しかった。納豆かオクラみたいなネバネバしたものを入れるとさらによかっただろう。どうも作るものが酒のつまみみたいになりがちだが、いっそ酒を飲まないので意味はない。お茶と牛乳が捗る。他が坦々炒めと牛焼き肉だったので、期せずしてめちゃくちゃにしょっぱい食事になってしまったわけだが、坦々炒めのタレがきつく煮詰まっているのを見て、カップ麺も究極まで圧縮してしまえば小麦と塩分のキューブで表現できてしまうのだよな、と思った。世にはミニマリストという人々がいるらしいけれど、食事に対してもその信念を発揮する一味がいたとして、彼らはそういう「外形を捨象し、栄養のみを見た食事キューブ」みたいなアイテムについてどう思うのだろうか、と考えた。形の残った、調理を経た料理が人間の尊厳なのか否か。ここはミニマリストとは関係ないのかな。ソイレントとかあるし?