他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

たんたんめんを担々麺と書くか、担担麺と書くか。

今日は、私の頭の中にある事を分かち合いたいと思う。分かち合いたいというか、さっきふと辞書を眺めていたら思いついたので、軽口だと思ってお裾分けしたい。袖にしても構わないし、これも他生の縁だと思ってもらってもいい。通り過ぎる背中に呪詛を並べるのはいつもの事なのだから。さて。「雌伏」という言葉がある。チャンスをまんじりと、あるいはまんじりともせず虎視眈々と待つ、そんな様相を指す言葉だったはずだ。物語で、打倒された登場人物がパワーアップして再び立ちはだかるまでのあれとかである。これの対義語は、「雄飛」というらしい。巨人の星みたいだ。まあ、雌と雄、伏せると飛ぶ、どちらも対照的に組み合わせる事ができ、対義語としてはよくできている。で、「雌伏」という方なのだけれど、これを薄目で見ると「雌犬」に見える。メスイヌ。人偏がついているから、メスヒト。というか、そもそも、雌伏、字面が語る通りに額面通り満額で受け取れば「雌が伏せる」という意味なのだから、とてもえっちだ。雌が伏せる雌伏に対して、雄飛である。「雄が飛ぶ」のだ。あるいは、「雄が飛びかかる」。ルパン三世のダイブが如く。メスが伏せているのだから体位は寝バックとかバックだと思うが、これらはエロ漫画でよく言う「こんな動物(獣)みたいな姿勢で……っ」なものなのだ。エロ漫画が引き合いに出てくるからすけべなのである。すけべだと思う私もすけべなのだろうが、そのような思考を導く字面も共犯だ。これは別にヘテロに限ったことではなく、男性同士であれば受けはネコなのだから、確かに雌伏が雌犬に近いのでネコではなくてイヌではあるのだけれど、雌伏飛雄が許す想像の幅は狭くない。後ろの穴は狭いかもしれないが、想像は際限なく、作者は自身の知能を超える登場人物を造形する事ができないという命題の是非は念頭に置いておきつつも、広く広がる。言いたかった事はこれにて終いなのだけれど、まだ紙幅が雌伏(!)していたので続けなければならぬ。千里の道も一歩からと言うが、じゃあ千里の道は全部で総計でトータルで、合わせて合算して出力してみたら、一体何歩かかるのだろう。いや、千里と道程の詳しい距離は出てしまっているのだから、妥当な範囲で己の歩幅の平均値をとってそれを基に算出すればいいだけの話ではあるのだけれど。ああいう時速や所要時間の問題って、途中で休んだりやめたくなったりして延長する分を勘案させてくれないから、好きではないのだ。