他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

渾身の空撃

欲求が消化不良気味だったので、ケンタッキーに行った。昨日の話である。前回、8ピース+クリスピー2本を食べる途上で油に参り、いくつかを冷蔵庫の中へ「また明日会おうね」と格納した苦い思い出がある。ついでに、ケンタッキーのチキンを冷やすと、それはそれで美味しいという新たな発見があった。油が馴染み、肉が締まって旨味を感じやすいとか、その暴挙に出た時の私は書いているのではないだろうか。さすがにあの物量、あるいは物量とその含有する油、は一度に処理しきれるものではなかったので、今回はチキン4ピース+メキシカンチキン2ピース+ポテトS2袋である。メキシカンなんとかという新メニューが出ていて、そういえばケンタッキーが出す新メニューって辛いのが多いような気がする。開発部か、味見をする偉い人の中に、辛党がいるのだろうか。大いにありうる。それはそれとして、隣のレジでおじさんがハロウィンバーレルを買っているその横で、一人だが二人用のセットメニューを買っていた。店員が「誰かと食べるんだろうな〜多分」かのような顔をしていたが、残念ながら、私にはそんな相手も機会もない。一人で一意専心、身体に鞭打つために買うのである。ケンタッキーのポテトは美味しいという記憶があるが、あれをポテトと呼んでもいいのだろうかという別の懸念がある。ポテトというか、ジャガイモの遺骸とでも言いたくなるほど、あのポテトは一切れあたりの質量が優れている。corpus iagaimorum(コルプス・じゃがいもールム)である。ラテン語にも間違いなくジャガイモという意味の単語はあるはずなのだが、知らないのでじゃがいもをそのまま輸入した。アラビア語も英語の音をそのまま輸入する事ままあるのだから、じゃがいもくらい大目に見て欲しい。勘定を誤魔化す事を「サバを読む」と言うが、じゃがいもや人参だって、その意味では読めると思う。そんなにぱっと数えられない。イワシやシシャモだって読めるだろう。小さいし。サバ語初級とか、そういう事なのか? 新メニューのメキシカンチキンの方は、正直な感想を申し上げ奉ると、値段の割に本当に大した事ないので、同じ値段を払うならオリジナルチキンをより多く食べる方がよい。衣がスパイシー気取りのコーンフレークみたいな感じなのだが、これの味がカラムーチョとかピザポテトとか、あの辺の「30円くらいの駄菓子」と同じ味なので、がっかりしないためにも手を出さない方が良い。とても安っぽい味がする。メキシコは何も悪くないのだ。今回はまともに食べ切れた。尿意を感じて目覚めると、確かな胃もたれの感覚があった。これを望んでいたのだ。