他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

万国共通

スケべな人であれば、誰しも一度は「pussy」という英単語を目にした事があると思う。目にした事がないと言うのであれば、それはまあ、英語系のサイトにアクセスした事がないからであろう。最近は、英語系のサイトに訪れても、Google翻訳より数段劣るような質で変形された日本語のバナーが現れるようにもなっている。句読点の位置がおかしかったり、言いさしで終わっていたりして、言いたい事は分かるのだが、いまいちくすぐったい感覚が拭えないクオリティの惹句なのだ。エロ大国日本と言われつつも、海外スケべエンジンの日本語環境が安定しないのは、一体どういう事かと思ったりする。まあ、それはいいとして。この「pussy」は、カタカナで無理やり転写すると「プッシー」なのだが、辞書の説明を見ていると、これはなかなか無視するにはもったいないなという由来が書かれていたので考えてみたい。かなり俗説に近いのではないかと思うが、ギリシア文字のψ(psi、「サイ」と呼ばれたり呼ばれなかったりする。以前内輪で行った、肛門に入れたら気持ち良さそうな文字ランキングで上位に食い込んだ実績がある権威ある文字だ)と女性の陰部の形が似ている事から、pussyが件の意味を持つようになったのだという。……。えぇ~? 嘘だぁ~。と言いたくなる気持ちが強いが、しかしそう言われた後でψという字をよくよく観察してみると、確かにそう見えなくもない気がしてくるから不思議である。モリマンで、多分ぴっちり閉じているので、小路あゆむ系女性器なのだと推察される。そう言われるとそう見えてくるのだから、広告を打つ際、如何に受け手の内部におけるイメージ操作が重要かが分かっていただけると思う。分かっていただきたいのは、ギリシア文字には女性器そっくり(と言えなくも見えなくもない)な文字が含まれるのだよ、という、益体のない事実である。XYZを縦に並べて書くと女性の裸身に見える、というあれと大差ない。是非とも、まるで女性器と見紛うほどのψを書けるように鍛錬を重ねて欲しい。その鍛錬の先に何があるのかは、辿り着いた者のみぞ知る。高そうな、贈答系のお菓子が置いてあったので、もりもり食べた。自分の腹を痛めずに食べる摂食というのは、この世で指折り数えられるくらいの享楽だと思う。タダより高いものはないというけれど、しかし、それはそれ、タダである事には変わりない。状況を伺い、これから向こう何の後腐れもなさそうだと判断された場合には、迷わずタダの恩恵に乗っかるべきである。10日くらいしか持たないから早く食べてくれるとありがたい、と言われて、まるでセミみたいだな、と思った。成分表示を見ると、なんと砂糖よりもバターの方が多い。砂糖を舐めるより、バターを舐めた方が満足感が高いのではないかとも思ったが、砂糖とバターが混じって、さらにそこでバターの方が多いから満足度が高いのであろう。強欲な生き物だ。