他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

おはぎは黒でなく紫である

寝つきが悪い間は、接続の悪い回路みたいに、意識がついたり消えたり通電しているので、たまに変なイメージが頭の中にわだかまったまま意識が戻ることがある。昨日の夜は(22時半に布団の中にいた。体力ゲージの最大値が減りすぎだと思った)、「おはぎを割り箸で2つに分けようとするけれど、割り箸があまりに脆く割れる」というイメージだけ抱いてハッとした。おはぎを割り箸で食べるという状況が、まずそもそも気にかかる。おはぎなんて手のかかるものを作るからには、多分割り箸ではなくて塗り箸とかで食べるだろう。私は家でものを食べる時には割り箸を使わない。なんでおはぎだったんだろう。柏餅でもいいのに。祖母が歳をとるにつれ、おはぎのあんこの味付けがブレブレになりつつあるのが、深層心理では気になっているのだろうか。おはぎは美味しい。もち米(黄色の食品群最強クラス)+あんこ(糖分含有量最強クラス)という組み合わせの恐ろしさに気がつかなければ、おはぎはもりもり食べられるとても美味しい食べ物だ。お菓子と言っていいのかどうかは、よく分からないけれど。きちんと作ったおはぎや柏餅の味を知っているので、スーパーでよく売っているタイプのおはぎや柏餅は食べない。本物は、いやどちらも本物ではあるのだけれど、手間がかかっている分だけ、確かに味が上回る。努力が報われるかどうかは時宜や周囲の状況に左右される部分が大いにあるけれど、少なし料理という分野においては、ほぼ例外なくかけた時間が報われるシステムでよかったと思う。そうでなければ、自分でご飯を作って食べる事なんてしないだろうから。報われるほどの時間をかけているわけでもないが。イカを買ってきた。なかなか「イカを買ってこよう!」という気にはならない。今日は、夜8時くらいのスーパーで、どういうわけか血圧が上がり、晩飯のメニューについてものすごく独り言を言いながら品定めをしていると、イカが鮮魚コーナーにあったので(イカって魚なのだろうか……? 烏賊……)「今夜はイカにするでゲソ!」と言いながらカゴに入れた。侵略するイカ娘の漫画は、読んだ事がない。長い長い、細長い頭の方に、イカ独特とも言える、ブレードみたいな骨が入っているのは覚えていた。なんとなく、勘で、内臓と墨袋を傷つけずに取り出す事もできた。すっかり忘れていたのは、墨袋を入れると、想定の30倍くらい料理が真っ黒けになる事であった。うどんがすごい色になった。イカの顔というか、目玉がある引っこ抜く部分を食べると、コリコリした部分があった。目玉だな。