他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

蒟蒻の彫琢

帰省ついでに友人に会っていた。様々な逸脱した逸話を持つ逸物(いつぶつ)である。どのエピソードもとても口外できるものではないが、聞いている分には大変愉快である。時々第三者的立場に立って落ち着いて状況を見てみるとこいつやべーなと我に帰りかける事もあるけれど、その「場」に身を置いている限りは交話である。駅前の背伸びした商業施設は最上階のフードコートにて、4時間くらい近況を交換していた。実は10月くらいに会っているのでそこまで温存すべき新情報はないのだが、こいつと会うとあちらからぼろぼろ湯水のように話をふっかけて来てくれるので、それを捌いて突っ込んでいれば良いからとても気が楽である。魂の周波数が合うというのは、本当に、対人関係において重要な事だと思う。きっつい下ネタが出てもさらりと対処されていくのがこいつ(女)といる時の特色なので、今日は「おっぱいには高反発と低反発の2種類があり、高反発おっぱいは成長途上にしか許されない感触ではないのか」「おっぱいを揉んだら落ち着くので、女性専用おっパブを作れば意外といけるのではないか」「精液は甘い」などの話題を討議していた。高反発・低反発おっぱいについては様々な一時経験を持つ当事者から細かなレクチャーを受けたので、分かったような気がする。世の中には綿菓子みたいな感触のおっぱいを持つ人間がいるそうである。おっパブはそいつがそういう場所を欲しいだけらしい。少年漫画の女子更衣室エピソードみたいな事がしたいのだそうだ。ふーん。あれをやりたいのだ、これもやってみたいのだ、そうだこんな事にも興味があって、と語り続けるあやつの相手をしていると、健全に欲求が働くとはかくも人間を突き動かすのだなと思った。別れた後はイタリアンに行って新年飲みをするのだと言っていた。普段のライフスタイルが健康に良くなさそうなので、是非に自愛していただきたいものだが、自己評価に基づいた生き方をしていそうな気はする。好き勝手生きて、(ピー)な事をして、私のところに持ち帰って来てくれればいい。駅の見慣れぬ商業施設を徘徊していると、喫煙ルームに遭遇した。しかし、通常目にするようなものではなく、「加熱式・電子タバコ専用ルーム」とのラベルがあった。紙巻きタバコとは別に設けられていたのだ。分煙分煙がと騒がれているかと思ったら、分けられた煙の中でもさらに分煙が進められていたようである。目には目を、さらに目を。