他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

濃縮するとコンデンスミルクだが、薄めるとどうなるのか?

残滓の残る夢を見た。ボブスレーをしたり、なんだかやたら先細りで細長い乳首の女の子のおっぱいを吸っていた。甘かった。夢の中のイメージって、頭の中で見たままおよその所をイメージのままで留めておく分には違和感がないのに、字面に起こした瞬間から途端に異物感を湛え始める。書けないレベルに属する他の要素もモリモリだったのだが、恥ずかしいので書かない。人間の脳味噌は、いらない事を覚えていて、いらない時に引っ張り出してくる。昨日の買い出しで、おつとめ品ワゴンにまたまた中華まんの袋があった。412円+税の6個入りって、あんまり安くないような気もするのだが、そんなに毎朝毎朝代わり映えのしないメニューを食べていると、ただでさえ不調を訴えている頭が本格的に抗議のために薄靄をかけてくるので、たまにはいいかなと思って買ってきている。前は肉まんの方が美味しいなと思ったのだが、今朝はピザまんの方が美味しいなと思った。ピザまんは鼻血を拭いたティッシュを水につけた後みたいな色をしていておジャ魔女どれみのオレンジ色のアレを思い出すのだが、うめうめと思って中身を見聞してみると、緑色の塵みたいなものがトマトとチーズの泥濘の中に淀んでいた。パセリかバジルか、なんかそんな感じのやつだろうと思って成分表示を見てみると、香辛料としか書かれていない。どっちの緑色の草なのか、そもそも選択肢としてこの2つが正解なのかどうかも分からなかった。香辛料は、とてもすっきりした構成の言葉である。「香」ったり「辛」かったりする材「料」という事で、大変無駄が少なくスリムな成り立ちだ。料はそうでもないけれど、香辛の2文字は左右対称っぽいのでそこも綺麗だ。歩きながら中華まんを食べたい。がんもどきは、食べ物として、見た目からディスアドバンテージを抱えていると思う。梱包材の、灰色をメインとして様々な色の糸屑が圧縮された、NHKの英語教育番組のケボとそっくりなあれを思い出す。黄色をメインに、ちっちゃい人参とかちっちゃいひじきとか、よく分からないプロセッサ済みの食材が所々から顔を出していて、お世辞にもスタイリッシュではない。竹輪は斜めに切るとシャープにエッジが立つのでトタンみたいでダサいとは一概に言えないが、がんもどきはどうしようもないほど、どうしようもない。でも美味しい。人が見た目によらないように、食べ物も見た目によらない。でも、がんもどきのかっこ悪さは、どうしても考えてしまう。