他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

欠けた価値に救われる事がある

記憶の連続が断絶していて、数日前の記憶がぶっ壊れたハードディスクと同じくらい読み込めなくて、そんななので日を経た感覚もなく、カレンダーを見るのさえ疲れるので、見ないままずるずる寝て起きて食って寝るくらいの杜撰で低品質な生活をしていたところ、5月が一面にばーんと出たまともな紙のカレンダーを見てしまって、月が変わったのは知っていたがそれにしてもしかしもう、そうか、こんなに無為無策で霞に溶かしたのかと虚脱感に無為の衣が覆いかぶさったが、あーあくらいの感想くらいしかなく、おそらく残りの燃料もアイドリングさえする事なしに容器の蓋を閉め忘れてこぼれたり揮発したりして何にもならずに終わりそうな気がするし気がするという事は恐らくそういう事なので、これまた先回りであーあと思って虚脱感に無為のと生産性のないループが時空のねじれたジェットコースターのフープ部分みたいに続いていて変に自覚があるだけにより一層もたらされるものがないという結果がもたらされるのが無為だ。夕方頃、しきりに雷がどんがらぴっしゃんしていた時間帯はあったものの、それ以外は少し暑いかと思われる程度で、概ね平和な気候だった。ただし、精神の状態としてそのまま写しとりたい天気ではない。寝付きが持ち直したかと思ったらまた悪くなって、眠れない時の頭の重さはまさに死罪の刑量であり、目的地を知らないのに重くて運びづらい荷物を任された時のあの時の気持ちに似ているような気がする。寝付きが良くて寝起きが良いのをピン札の一万円札だとすれば、寝付きが悪くて寝起きが悪いのは緑色のカビみたいなのが生えたきったない一円玉である。私は後者の一円玉の方だ。硬貨を投げ入れれば願いが叶うかもしれないらしいとの覚えあらたかな泉に投げ込まれる、あるいは厄介払いされる程度の重みしかない。言葉の原義を放り出して言うならば、睡眠に関してはピンピンコロリしたい。岩波文庫アリストファネス「蜂」を読んでいると、ある註に「中指を立てるとなぜ下品な意味になるのか」が解説されてあった。中指を立てるとあまりよろしくない意味のジェスチャアになるのは知っていたが、なぜなのかそういえばさっぱり知らなかったのだけれど、どうやら「立てた中指=陰茎、中指以外の手=陰嚢等その他シモの部分」と理解して、中指を立てると手が男性器の形まるままになるかららしかった。私の手では金玉部分が大変大きくなり絶倫になってしまうが、いざそれを知ってからやってみるとなるほどと合点がいく。両手がおちんちんマペットだとは知らなかった。