他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

白カビの生えたキノコの手触りは何物にも変えがたい

思い返すと、外にも出たし知っている人にも会ったはずなのだが、一切の会話をしなかった。彼我共に、私が大してしゃべくる人間ではないという事を諒解している。しゃべくらないわけではなくて、場が整備されていれば不要な事から不躾な事まで幅広く様々自分の取り扱える話題だけをてんこ盛り可大食い食堂の白飯くらいよそって提供しまくるのだが、それはやっぱりどちらも分かっているわけで、ではつまり今日のムーブは至って正常だった事になり、しかし会っておきながら挨拶のあの字もないとは、やはり素行が問題なのではないかと思ったが、眠いというか頭が空っぽで仕方がないのでやめる。昨日つけた、じゃないや食べたつけ麺は、鯖ベースで魚介スープでわりかし美味しかった方なのだが、つけダレの味が不思議な存在感で、口に入れた瞬間しか味と風味がしなくて、それ以降はカーテンコールを待たずしてどこかへ退場して二度と戻ってこない奇天烈な仕様だった。そのくせ、完食後につけダレを飲もうとすると脂と濃厚さで光って喉につっかかり、よく見ると、豚の背脂みたいなものが浮いていて、これでどうして味がしないのか分からないプロパティだったが、喉越しはやたらしっかりしていた。麺はうどんみたいだった。普通のうどんを、稲庭うどんとは別のベクトルに同じくらい硬く太く変身させたような麺だった。並・大・特のスリーサイズから選べて、並はたかが知れているし、特は店によっては喧嘩上等な盛り方で攻め立ててくる場合もあるので(この間食べた油そばの店がそうだった)、大盛りが最適解かと思って大盛りにしたら予想の1.3倍かそれ以上、つまり一般的認識の特盛くらいが出てきて、やはり初めて行った店でボリューミーなボリュームを注文するものではないなと個人的人生訓を新たにした。店員がめたくそ無愛想だったのだが、いくら連休中とはいえ彼は大丈夫だろうか。で、このつけ麺は家に帰る前、何かちょっとお腹に入れてから帰ろうかなと思って寄った末の帰結だったわけだが、最近はこの行動のせいでうっかりお腹いっぱいになり晩御飯を抜く=一日2食弱という事態が頻発していたので、ではこの衝動を逆手に取り早めに帰って早めの晩御飯を食べればいいじゃないかと素晴らしいひらめきを遅まきながら得たので、今日はまっすぐ帰って自炊した。マヨネーズを入れると全てがマヨネーズの味に染まるので、色こそ白だが色で言うと黒みたいな食べ物だなと使うたびに思う。