他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

しあわせに有気音をつけるのは難しい

起きて寝て食べて寝て起きたらほぼ終わっていたので、睡眠過多の頭でぼんやりする。咽喉の奥に、牛乳をレンチンして温めた時にできる不自然な膜が張っているような感覚があり、眠すぎるといつもこうなので勘弁してほしいのだけれど、たまに浴びるほど眠たくなるので体質的な何かだと思って半ば諦めてニコニコする事にした。眠いね〜うんうん。油断すると外に一ミリも出ないので、外食なりなんなり、外出の用件をでっち上げなければとても出向けない。雨が降るのではないかと気が気ではなく、カーテンレールに洗濯物を引っ掛けていたため、昼に外が晴れていたのかどうかも分からない。文房具エリアで新しいシグノをひっつかんでレジに向かおうとした時、そういえばボールペンには替え芯システムが存在する事を思い出し(気取って言うとコレトシリーズのようにレフィルだが、恥ずかしいので口には出せない)、WindowsXPのまま職場の情報機器環境が動いている役場に置いてありそうな味気ない平棚の軽い駆動音に捏造された懐かしさを覚えながら探すと、全然手のつけられた事がなさそうな様子で、簡易包装のコンドームと似た雰囲気を纏った替え芯がごろごろ入っていた。薬莢付きが130円くらいだが、替え芯だけならば6、70円くらいだった。ほぼ半額である。ボールペンの機能は書く事だが、書く事と同じくらい、書く事を可能たらしめる機構にもお値段がついているらしかった。新しい外身にすると、ラバーグリップが肌に馴染むまで気持ち悪かったりキャップの締まり方に違和感を覚えたりするので、恒常からの逸脱にどうしようもなく居心地の悪さを覚える心の持ち主としては、古い皮袋に新しい酒を移せるのは大変ありがたい。安いし。芯を取り出して、残りのインクでどれだけ書けるか概算を試みてはいるのだが、もう爪の厚さくらいしか残っていないのに、ガリガリ書き続けても掠れたり引っかかったりがない。もう終わりだろうと見くびってからが本領発揮だった。三本も買ってきたのはやりすぎだったかもしれない。冷蔵庫の中にキノコがない。シメジかエノキがないと不安だが、買ってくるのをいつも忘れている。肉もちょうどいいものがなくなってきて、冷凍を延ばし延ばしにしたために悪臭を発するようになってから保存処理されて食感の悪い手羽元や、パウチで買ってきたのでバラすのが面倒くさくそのまま冷凍されているヒレブロックくらいになってしまった。業務用スーパーで見かけた辛口のレトルトカレーを、「辛口とか言ってもそんなに辛くないっしょ」と見くびって買ってきたら、看板に嘘偽りなくかなり辛かったので、たまには人の言う事を素直に信用しようと思った。