他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

のっがぴきぴきならない状態

外に出ると絶対通らなければいけない交差点に、当たり前ながら交通標識が突き立っていて、信号が変わるのを待ちながらぼんやり視線をやっていたら、標識とその傍に立つ棒を繫ぎ止める金具みたいなものがあって、そこに「半分に割れた茹で卵(黄身はない)」が上手くハマるように安置されていた。そこに黄身がパコッとハマっていたのであろうくぼみがこちらを向いて、こんにちはこんにちはと語りかけてきているかのようだった。放置されてからまだ日は経っていないはずなのに、はや白身の部分が変色を始めていて、青白く発光しているのではないかと思える微妙な色になっていた。腐った卵というのは古今東西例外なくものすごい悪臭を振り撒いて止む事なしなので、茹でると腐るのは遅くなるのだろうが、気分を害さずに気分を害してくるとは大した度胸である。ずっと見ていると精神に不調をきたしそうだったので、ついと視線を切って横断歩道を渡った。これが昨日か2日前かの事であり、今日そこを通過した時にはなかったような気がするから、誰か或いは何かがあの物体をリムーヴしたのだろう。かっさらってきたハンガーで近くに巣を構えているのを目撃した事のあるカラスか、付近の建設事務所前で鬼のように糞をぶちまけながら地面を突っついているハトの大群か、ともかく世界の摂理に空いたクレバスに呑み込まれていったようである。果たして、あの片割れの相棒は、どのような結末を迎えたのであろうか。正解は、CMの後でも分からない。昨日、もらったけどいらないからあげるねと人から譲り受けた、サントリーの烏龍茶があった。ヤカンで沸かしたお茶ばかり飲んでいると、その味気なさと飾らなさにどうしても飽きが来るので、いくら外出先で水分に金を払うのは勿体無いと思っていても精神衛生上ときたまそういうものに手を出すのだが、この烏龍茶は他メーカーと同じ価格帯に位置するであろう見た目とパッケージをしていたにもかかわらず、釣り針についたカエシみたいな妙な酸っぱさと、チープな舌触りが最悪であり、お世辞にも美味しくなかった。お世辞を言おうという気が起こらない程度には美味しくなかった。飲み終わって、帰路の自動販売機密集ゾーンにあるゴミ箱で捨てさせてもらおうと、キュッとキャップを閉めたのであるが、その瞬間、稲妻のような衝撃が身体を貫いた。こいつ、閉め終わりと閉められる限界値が一致している。バルブ栓のように、完全に閉まった後でもまだ力任せに捻る余裕がそこには残されておらず、閉め終わるとそれ以上スクリューを辿れなかったのだ。めっちゃくちゃすげえと思った。味はあれだが、容器は超高得点だった。好き。で、往路、駅のホームに降りる階段に向かおうとした瞬間に閃いた事を残して終わる。

鎖骨に沿って絆創膏貼ってあったら、めっちゃエロくない!!!???