他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ルーズソックスみたいな湯呑

太陽が見えたわけではないが、雨が降らずそれなりの気温だったので、洗濯物を物干し竿にかける事が叶った。家に帰って部屋がカビ臭くない事のなんと嬉しい事か。ただし、今着ているTシャツが生乾きの状態だったので、めちゃくちゃな匂いが漂ってくる。やっとしっとりしていないバスタオルで身体を拭く事ができる嬉しいな、と思っていた矢先、パラパラという例の音が聞こえて、まさかまさかいやそのまさかと思って耳を澄ませば、雨が降り始めていたので大急ぎで室内に避難させた。人がいい気持ちになっているところを狙って降り始めるたあ、いい度胸してんじゃねえかコラァ……。明日は外に出る予定があるのだが、できるだけ傘を持って出たくないので、寝ている間に綺麗に止んでくれないだろうか。窓に洗濯物が並んでいると、目が覚めた時に朝陽が差し込んで来ないため、今日は全てハンガーやピンチから外して寝る。明日は、外から差し込むカラッカラの太陽光線でぱっちりと覚醒するのだ。そうに違いないのだ。だから、雨なんて降ってない、降ってないのだ。前髪がちらちら視界に被さってきて鬱陶しかったし、鏡でちらと見るだけでも、頭部がくっきりとアシンメトリーな輪郭をなしていたので、どうせこれから気温が上がり調子ならば環境を整える意味でも、と思って髪を切ってきた。前が3月なので、三ヶ月ぶりである。デメリットが出始めてから三ヶ月なので、おそらく適正散髪周期は2.5ヶ月だと思われる。伸びるのが早い。椅子に座り、シャンプーまででお願いします、と伝えるが早いか、「毛多過ぎだね」と言われた。毛多いね、ならば分かる。毛多過ぎだね、と言われた。tooがついている。一日に何十人も切り捌いているプロフェッショナルが言うのだから、なるほど多過ぎるのだろうと思った。これからは、毛量が多いです、と臆面もなく言っていきたいと思う。言っていくメリットは分からないけれども。櫛を通して毛束を揃えたり、梳いた後に切れた髪を追い出すのに櫛を走らせている最中に、ガツガツとものすごい引っかかり方をしていた。結局、梳きバサミを手放すまでに頭の鉢を四周くらいしたのではないか。シャンプーまでと伝えたはずなのに、顔面にジェルを塗られた時はおいおいマジかよと思ったが、眉剃り+髭剃りの総合調髪まで行かれた。人の話を聞いてくれ。シャンプーと200円しか変わらないので別にいいけれど。終わった後、「どう? 頭軽くなったでしょ」と言われた。確かに髪は減っていた。が、頭の重さなんて意識していなかったので、こいつこんな事聞いてくんのかよと驚きながら、そうですねと返した。あの人上手かったなあ。