他愛がない

めぞうなぎと申します。文字の話です。日記が置いてあります。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

安心安全心不全

先輩の買い物に2、3時間付き合ったところ、今まで知らなかった、無意識下ではなんとなく感じていた事だけれど、買い物が下手くそだという事が判明した。下手くそというか嫌いというか、店員に話しかけられる事が何より嫌なのだという。なるほど。最近は、他人を何物でもない「何者」として捉える事でなんとか接客業フィールドで発生しうるエンカウントに対処できるようになったものの、つい最近までは同じような状態だったので、これはどうにか話を聞いて負担を軽くするべきかもしれないと思い立ち、様相と行動を眺めていた。買いたいものがあるらしいので、その類がありそうな店を見つけてはここがいいのではないか、ここはありそうだ、レジの向こうに見えますねと勧めてみると、入っている客が少ない=確実に話しかけられるので嫌だとごねごね捏ね回したので、なるほどこれは重症であると察された。うじうじしていても物事が進まない時は、残念ながら進まないので、尻に火をつけて駆け出させるか背中を押して奈落へと突き落とすしかない。だによって、背中を押して水溜りに足を踏み込ませるくらいはする事にした。行きますよ、と行って先陣を切り、店に入るように仕向けた。さすがに露払いがいると気が紛れはするらしく、大人しくそっとついてきた。クソみたいな私服でバキバキにちゃんとしたスーツを売っている店に入るのは気が引けたが、これもまた、最近のマインドコントロールにより、どんな綺麗な飲食店でも地下管にはネズミとゴキブリがいるのだと言い聞かせてなんとか精神の均衡を保てるようになった。俺はネズミで、俺はゴキブリである。きちゃないと思っているのは人間だけに過ぎないかもしれない。当人にとっては汚くもなんともないのだ。これがありのままなのだから。私が服装の「高慢」を理解する日は、果たして来るだろうか。結局、3店舗見て回ってひとつもものを買わなかった。なんでやおい、なんでや、気に入ったものがあるんやろ、買うと決めたんなら今買わんかいとけしかけてみたところ、店に入るだけでくたびれてもう今は買う元気がないと返ってきた。なるほど? 夜にもう一度、買いに行くと言っていた。本当に買いに行ったのだろうか。分からん。数日怒涛の忙しさで荒波に揉まれる藁クズのようになっていたが、今日で一段落ついたしつけたので、明日明後日は死んだように休みたいと思う。休みの時にやる充実してそうな事……。思いつかんなあ。