他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

トランペットを吹く丘で

線香の偽物になって、全然線香と関係ない、揚げたての唐揚げの匂いとか放ちたいな。通夜とか法事で唐揚げの美味しい匂いがしたら、悲しい気持ちもちょっとは和らぐでしょ。焼いてないから「ちょっと! これから故人の遺体が焼かれるっていうのに不謹慎ね!?」とか訳わかんない突っかかり方される事もないでしょう、多分。唐揚げスメルの線香を焚いている時点で、そういう系の参列者には怒られるかもしれませんが。悲しい時ほど、そうじゃないものが必要って瞬間、少なからずあるよね。辛いものしょっぱいものばっかり食べてたら、甘いものが食べたくなるみたいな、そういう系のアレよ。並みに生きてても人間贅沢になるんで、松竹梅の梅しか選べなくても、じゃあその梅は紫蘇漬けの梅なのか、カリカリ梅なのか、忍者めしの梅味なのか、チョーヤの梅酒なのか、くらいのバリエーションで勝負できるくらいではいたいと思おうとしたけれど、そこまでとりわけて梅が好きなわけでもないからラブラブ光線を射出できるほど感情の昂ぶりはなかったな。まだ唐揚げの香る線香に生まれ変わった方がよっぽどいいわ。さすがに線香ほど細っちょろいと、爆発シーンを擬似的に再現できるスタンプにはなれないでしょうね。線香として一生を、一瞬だけささやかに煌めいて終わろうと思います。2秒くらいで考えた適当な事に随分文字数を割いた。しゃべらなくてもいいどうでもいい事に対してはものすごい熱量を注いでしまうな。唐揚げが揚がる。昼飯にまた麻婆豆腐&油淋鶏中華丼を食ってしまったので、体内の唐揚げっぽさ濃度が上がっている。軽々しく。書こうと思った事があったけど、あまりに生々しくて精神を撫で付けられたからやめとこう。リアル過ぎますね。ロボットの不気味の谷もそうだけど、それらしさに近似してそれらしさをミリでも追い越してしまった瞬間に、現実味がエーテルに溶け出して途端に薄味になるのよね。味を損なわない、ギリギリのところまで煮詰めて追い込んでいく攻めの姿勢、前のめりになり過ぎて谷に頭飲み込まれたまま戻れなくならないように注意したいところ。何の話がしたかったんだ。冒頭に唐揚げを思いついてから風船おじさんの空飛ぶ家になってしまった。寝坊したのは覚えている。串カツのタレ二度漬けは禁止だけど、お布団での二度寝は禁止されてはいないから、少しは優しい世界だなと思わない事もないですね。こんまり先生の、"spark your joy"のyour joyがないんです、という話をした。