他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

「ゾウリムシ、懐に入れてあっためておきました!」

ちょうすごい台風がまだ発生して近づいてきていると知り、腰を抜かして胸まで行きそうである。そろそろ10月の上旬も終わりなのだが、それにしたって依然飽き足らず生成して姿を見せるとは、台風はもしかしなくてもかまってちゃんなのかもしれない。3連休に直撃してヴァケーションがぐちゃぐちゃになったりならなかったりするかもしれないらしいが、そもそも来週に3連休が存在する事をさっき知ったので傷は浅い。壁掛けカレンダーでも買った方がいいかもしれないね。あまりに中身の無さを反復しすぎるから……。頭で休みと認識している土日に休めなかったので、今日は一日完全に水泡に帰した。7時に一旦起きたが、8時くらいにもう一度うつらうつらして、10時くらいに浮上して、淀みの誘いに乗ってまにまにしていたら13時くらいに起き出した。体力ゲージに元気がないと、ここまで時間を必要するのかと愕然としたかったが、口先で言うほど愕然としていないので字面ではどうとでも言える。疲れの恐ろしいところは、疲れに任せて命を投げやっていると一層なおのこと疲労がどっかに行かない点で、へばりついてきている事を承知でのろのろとでも行動しなければだんだん取り込まれて固体以上生物未満みたいになる。今日は何もしなかったのでM&Aされた。閉め切れない蛇口から、頭の中身がちょろちょろと流れ出し続けているような感覚。床が水浸し。家の中におそらく総計3匹の蜘蛛が生息を始め、別にアラゴグのように害をなしてくるわけでもなし、寝ている間に寝首をかかれないならばよしの精神で放任していたところ、風呂場に入ろうとすると腕に透明な、見えざる違和感があり、どうやら風呂場に棲みついた一匹が巣を貼り始めたようで、ただ住まれているだけなら寛恕できるのだがこういう事され始めちゃうと、ちょっと考えるな〜と心の狭さを感じた。だが、顔に引っかかる蜘蛛の巣のうざったさは、他に比類するものが即席に思いつかないほどヤなもののひとつである。流し周りでうろちょろしていた一匹は、先日足を滑らせて落ち込んだのか流し排水溝の周りで水に溺れながらバタついており、なんとか脱出しおおせたようなのでよかったねと観察をやめた数時間後に見ると、流しの端っこで身体をおっ広げて動かなくなっていて、毒が身体に回るように、ごぼごぼと全てを持って行かれたようだった。せめてティッシュで掴んで窓の外に放り出し、土に返してやろうかと思っていたのだが、洗い物を流している最中に遺骸の存在を忘れていて、泡混じりの濁流に巻き込まれて下水へと消えていった。