他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

手加減はいかがですか

傘を閉じるという操作がめんどうだから、それは折りたたみ傘みたいなみみっちいサイズのものを使っていて布地が無理に畳み込まれるゆえ後処理が必要なだけかもしれないが、ある程度のぱらつきからそこそこの粒まで、絶対にあの手間を味わわないぞという強い意志を心に固めて外を歩いた。いくら敵機襲来と言われても、まだ来ない事が分かっているのだから、肩の力を抜けるところは無理に気張らなくてもいいし折り目を爪で刻み込む事もない。手を抜いていいなら、池の水を全部抜くのと同じくらい抜く。手を抜くというか、そもそも手を入れない。ノータッチ。手探りしたところで、手刀で暴風の塊に敵うわけはないのだが。めちゃくちゃに取り沙汰されると、反比例的にものすごい冷めるから、明日は手作りプリン教室でも開催するかという頭になる。本当に大事な事は白地に特大ptのゴシック体か肉太明朝でバン! と書いてくれればいいのであって、無駄な反響と雑音と装飾が多すぎる。ゲーセンが嫌いって言っただろお〜? ちょうどいい距離感と音量と情報量と、じゃあそれは何かと考えると、これは本物を知らないので全き予想だが、執事がそれ、ちょうどいいのではないだろうか。本日の御予定は〇〇、〇〇、〇〇でございます。つけなくてもいい贅肉がなくて、骨格とシルエットだけでキレキレに決まっている。なんなら敬語もなくていいので、予定:〇〇・〇〇・〇〇みたいな追求の果てみたいなスタイルも魅力的だ。なくても本当にいいものをなくすと非人間的になり、機械に言わせとけばよくないかと思えてきて、なくてもいいっちゃいいけどそこまで目くじらを立てなくてもいいもの、贅肉や無駄の以上と未満を守るものが血肉通った感じを演出するのかもしれない。「ちにく」で変換しようとして「恥肉」になったので驚いたが、この単語を入力した自覚はない。そんなもん通って堪るか。窓締め切って部屋に籠城してるとすごい静かで、軒先から水分が垂れる音とか、風が水分をぺちゃぺちゃする音とか、そんなんしか聞こえてこないけど、事前にビシバシ言われた通り、どうなんですかね実際のところは。嵐の前の静けさっていうか、今、サビに向かって、2番終わってちょっと特殊なところ終わって、ラストの大サビに向かうあの瞬間みたいにむくむく隆起してるんでしょ? このまんましお〜って終わってくれればいいんだけどね。あるかね。鎧戸を閉めると、部屋の中の光景がホメオスタシスを強烈に主張し始めるから開けときたいんだけどね。変なもん飛んでこないといいな〜。