他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

しあわせの赤い雲

アップルパイが来ると思った? 残念、チェリーパイでした〜! 突然気温が下降して寒くなった。秋が来ると思ったのに、一足飛びに冬の爪先が見えてきた。どうしてだ。朝、家を出ると鼻がくんくんと蠢いた。くんくん。いい匂いがする。いつものあれの匂いが。玄関の目と鼻の先に、2メートルは優に超えそうなでっかい金木犀が植わっていて、かなりの密度で優しさの甘ったるい匂いをぷんぷんさせていた。目の前のお家にもたくさんの植栽が密集しているので、玄関扉を開けた時とお家の門を閉める時と、2回の金木犀チャンスがある。どうせ出目は全て同じなのでよく出来た出来レースだが。腐らなければいい匂いである。おそらく大家さんが掃除してくれるか、さもなくば風に飛ばされてどこかの路上で小さなつぶつぶへと分解して元の姿を想像され得ない見えない何かになるのだろう。道を歩いている時に抜けた髪の毛とか、一体その後はどうなっているのだろうか。前の前の家のベランダで適当に散髪して、大してまともに片付けないまま2年と少しを風雨太陽に野晒しにし続けたが、そこまで量が減らないまま残留を続けていた。髪の毛は思ったよりもなくなってしまわない。じゃあ、風に連れて行かれて世界へと解き放たれた俺の毛髪何億分の一は、何がどうなってどうしてどこへ帰結するのだろうか。ある毛髪の一生、というドキュメンタリー映画が観たい。誰かとご飯を食べるので、そういえば前に行ったあの店評判はどうなったんかなと検索したら、星1の不衛生爆裂低評価レヴューがあるわあるわの入れ食い状態で、ついでに閉店していた。面白かった。私が行った時はそこまで致命的な状態ではなかった、はず、なんだけどね。店内の至る所でゴキブリミッキーマウスとミート&グリートできたらしい。それはまあ、確かに。普通に、語彙を尽くすまでもなく嫌だった。でも閉店するほどとは、よほどのよほどだったのだろうよそれは。ビルの地下空間が巨大害虫育成ファームにでもなっていたのかもしれない。よほどツイてなかったんだろうな。南無三。なので店を探さなければ。鶏肉が好きだから焼き鳥の店ばっかり探しちゃう。入った事ないけど。酒が出なくて焼き鳥だけ食べられる店が欲しいな。昼に食べたコロッケロールは、ものすごいマスプロの味がした。変な味だった。なんか入ってるんとちゃうの〜〜〜? あれならどこかでお弁当を買って金銭と交換にQOLを高めた方がよかったかもしれない。部屋も寒いので半纏を引きずり出すか。