他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

小指の爪だけ長い

冷蔵庫の上に電子レンジを積んで、電子レンジの上にトースターを積んでいる。キッチンに佇む大中小の道具たち。冷蔵庫の天面面積が一番広いので、電子レンジを積んでもまだ余りがある。そこに使い終わったり中身がカラになったりした瓶を大量に並べているのだが、普段は電子レンジの背後に隠れて見えないため、ずっとゴミの日に出すのを忘れている。ここに大切な資源があるのに、埃を被るがままである。家からスーパーに直接行く機会が最近はないため、食品トレイとぎうにうパックも大量に冷蔵庫周りに貯蔵されたままである。資源ごみは、有効活用しようという意思があって初めて資源ごみである。燃えるゴミの日、袋に透ける牛乳パックを見るとそう思う。チャンスは自分から探すものである、との言も、もしかしたらそういう事なのかもしれない。女子大生3人が歩いていて、そのうちの一人が近々彼氏と同棲を始めるらしく、仲間に色々話していたのだが、カップル向け物件の敷金礼金は諸々込みで50万円もするらしい。やべえなと思った。そんな金額、どこで取られるのだろう。女の方は春から就職、男の方はまだ大学に残るらしいので、頑張ってバイトしなきゃ、と言っていた。愛の巣って高いんだな。50万円も払ったら、もし嫌になっても出ていく気が起きなさそうだが、しかるに感情は時に理を踏みつけて飛び越えて行くものであるから、それさえも投げ出せる瞬間が自分の中で爆発するのだろう。図書館で散々貸出期間を延長した挙句、結局最後まで読めなかった本を返して、新しいのを借りてきた。前回の失敗は、2週間を3冊に割り当てた事であり、反省を生かして一冊しか借りてこなかった。上中下3分冊なので、とりあえずどのくらいのペースで読み進められるのかを自分で把握してからイッキに挑戦するものとする。台風が接近して、停電するかもしれないとなった時に、あんまり使わない鍋に水を溜めていたのを忘れていたから捨てた。さすがにもう室温で水が腐るような季節ではないだろうが、時間を置いた水道水を口にする気にはならないので。いっそサニーデイが到来する気配がなく、部屋の中で威容を放つ洗濯物たちが一向に乾かない。厚手のバスタオル2枚が特に乾かない。この季節の太陽は、長時間浴びていてもそこまで辟易しない。もしも三半規管が永久に続く耐久値を持っていたなら、晴れた日の河川敷で、どこまでも続く斜面を身体の360度に太陽をまぶしながら転がり落ちていきたい。