他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

充溢と滲出

窓が結露を吹いているが、今日はそんなに寒かっただろうか。外の空気を一ミリも吸っていないから分からないが。結露を吹く、と言うのだろうか、そもそも。雰囲気がいいからなんとなーく言ってはみたが、雰囲気で騙されてはいけない。いつの間にかコンドームを外してパコパコし始める奴がいる。雰囲気は、掌握できるほど具体的なものでなければいけないのだ。多分。疲れていたわけでもないし、倦んでいたわけでもないし、具体的な理由がなにひとつ掬べないのに、今日はクソみたいな時間に起きた。なんだったのだろう。なんだったも何も、さっぱり起きなかったというだけの簡単な話だけれど、少しは早起きして出かけてみようかしらと色気を出したらこれなのだから、自壊スイッチの一つや二つ内蔵されているのではないかと思えてくる。外の空気を吸わなかったとの通り、台無しを感じておくびにも外に出ない結果となった。噛み付いてでもやりたい事は、正直、ないからなあ。年末に買って積んでおいた本を少し崩したくらいか。その前にやらなきゃならん作業があるのだが、やらなければならないというただその一点ゆえに後回しにしようとする力場が働くので、私の脳味噌はアホなのかもしれない。残りの分量と今までの所要時間を考えると、そこまで楽観的でいられるほど順調ではない。スケールの数字からリアリティを析出できないあたり、確かにアホかもしれない。半額に値下げされていたから面白半分、実用半分で買ってきた豚バラブロック(皮付)が冷蔵庫の中に安置されているのをすっかり忘れており、ついでに消費期限も2日ほど過ぎていたので、これはいかんと加熱処理を決めた。角煮に向くのが豚バラなのか知らないが、脂身の地層やらを見た感じ、いけそうである。何の準備もせず調理すると脂で殺されそうなので、まずはある程度の下茹でをする。湯が脂でテラテラになった。鍋もテラテラになったので、まな板で半分に切り分ける傍で鍋を洗っておいた。なんかぬるぬるする。酒、砂糖、心持ち程度の塩を入れて一時間ほど煮る事にする。煮汁に一切の色がついていないので、これが果たして調味済みになるのか不安を抱きながら時間経過。満を持して、キッコーマン密封容器型焼き入れ醤油を適当な分量入れる。これを煮物に使いたいがために買ってきた。たちまちいい匂いがする。しばらく弱火でシメてから、タッパに移した。で、こんな感じになった。

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欠片をちぎってみると、筋張ったところもなく柔らかくていい感じである。メンヘラ女の気持ちになってフォークをぶすぶす刺しておいたのがよかったか。写真で分かると思うが、タレと分離している脂の層が危機管理アラートを轟音で鳴らすので、スプーンで掬い出した。お椀に味噌汁一回分ほどの量があったわけで、なんとも恐ろしい話である。冷蔵庫で寝かせて、明日食べてみる。皮のコラーゲンがいい感じとか聞くが、果たしてそうなのか?