他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

oath to swear

夜2時まで寝られないと、空気の冷たさがあるにはあるが、それ以外はめっきり暑くなった。暑苦しいと言ってもいいかもしれない。特に、ご飯を食べた後に椅子に座ってじっとしていると、身体が熱くなって汗の雰囲気が滲み出してくる。気が早いが、もうクーラーをつけてしまいたくなる。昔は扇風機派だったが、壁の上の方、アクティブスペースに支障を来たさないエアコンと違って、地べたに置いていちいち向きや場所を整えなければならない扇風機はなかなか面倒である。好きなのだが、手間と天秤にかけると首も傾ぐ。ダイソンが出している羽無しタイプのものは、触った事がないけれど、どんなものなのだろう。あの、裁縫針の糸を通す部分を拡大したようなフォルム、どことなく不安になる。長らく図書館が閉まったままで、図書館にも行かないので、読むものがない。これには参った。ゲームのシナリオを読んでいてもいいのだが、ゲームでない、単行本や文庫本の行長に沿って流れる段落のまとまり、そのシークエンスを楽しむ感覚がないのは、これは原初的な仕方であるので、表に出なくとも堪えるものがある。理想であれば本屋に行ってめぼしいものをいくつかつまんでみればいいのだが、最寄りの本屋は少し遠いし、品揃えが主義主張と反するところ少なからずある。面倒なので、Amazonで2、3冊ピックアップした。不要不急のアーティクルには物流が割かれていないせいなのか、筒井康隆新潮文庫は軒並みKindle版でなければ手に入らなくなっていた。笑うな、なんかは在庫があったと思ったのだけど。宇宙衛星博覧会(実際はところどころ漢字が違う)みたいなヘルタースケルターが読みたかったが、こちらも表現の時勢的な理由もあるのか入手できなかった。Kindleはある。本は、というか文章は、モニタに向かい合った状態では、私は読めない。騒動が収まったら、神保町の古本屋街にでも出かけて、筒井康隆全集でも探したいところ。なんちゃらとかんちゃらのサンバ、みたいな中編を、高校の時に読んだのは覚えている。森見登美彦の文庫になっているやつを、一緒に注文してもよかったかもしれない。偉大な先輩が推していた太陽の塔とか。ストーリーテラーのエンタテインメントも無性に読みたくなって、これの代名詞と言ってもいいであろう伊坂幸太郎の単行本も入れておいた。文章の読み味が個性的ではないはずなのに特徴的で、ずんずん読ませる独特の軽さがあった、気がする。数年読んでいないので。本を読めば人間に戻ったような、水を得たような気分に少しだけ浸れるので楽しみだ。