他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

短く染みる爪

玄関前のスペースと大家さん家への通用路を繋ぐ小さな庭のような経路、そこの工事が今日も進んでおり、ちょっと植栽を移動したり、趣を出すために石(岩?)を置いたり、とかわいらしいオペレーションで終わると思ったのだが、ずんがらずんがら音がするし、がっきんがっきん叩くような音もするし、一体どんな工事をしとるんじゃいと訝しんでいた。買い物に出る時に確認すると、すぐ目の前の土が掘り返されて養生シートが茶色く烟っており、ついこの前まで、泥団子を作るとそれなりのものができそうな、深い茶色の土は白い石灰質な板岩に変わっていた。??? 置石置岩にしては平たく長いなと思っていたのだが、どうやら飛び石というのか敷石というのか、足の踏み場の主たる部分に石を乗せたものらしかった。足の裏に伝わる、やさしい土の感触も好きだったのだが。塀にスコップやらなんやら、工具が立てかけたままになっているので、もう数日続くものと思われる。そろそろパンは飽きたので、米を炊こうと思う。炊飯器の使い方を忘れるはずはないが、米研ぐのめんどくせ〜とは思っている。前からめんどくさくはあったが。発芽米って、玄米コースで炊いてもいいのか? 白米の方で炊くのか? 米は炊き方を間違えると不味いのでまずい。買い物に行って、肉とか野菜を買った。目に見えて人通りの質が変わった。このまま1ヶ月2ヶ月前にV字回復すると、その他諸々もV字回復してしまいそうなので、もそっとゆるやかに穏やかに回帰して欲しかったものなのだが。面白そうなので青唐辛子を買った。どうせそんな辛くないやろと思って。今思えば完全に勘違いしていたのだが、「辛いものと辛くないものがあるロシアンルーレット」になるのはシシトウであって、青唐辛子は「唐辛子」なので何があろうと辛いのだ。カプサイシンなのだ。これを少しでも覚えて思い出していれば、数時間後の悲劇もなかっただろうに。せっかく買ったのだから、料理に入れたろ、と4本ばかり切った。中にちっこい種がいっぱいあったので、「指を突っ込んで」綺麗にさらった。じきに、指が燃えるように疼き始める。疼きは貫くような痛みに変わり、しかもそれが間断なく際限なく、一切程度を緩める事なく襲いかかってくる。カプサイシンだ! そう思った時には既に遅し、手をわなわなさせながら転がり回る惨めな人間の姿がそこにあった。ひとまず石鹸で手を洗い、インターネットに「唐辛子 痛い」で検索をかけ、油で手を洗えばいいとあるのでオリーブオイルで手を洗い(カプサイシン脂溶性らしい、そういえばかぐや様の藤原書記ラーメン回で読んだ気がする)、まったく収まらないので牛乳石鹸で手を洗い(アルカリ性で中和できるらしいが手に優しすぎて多分効果なし)、最終的に牛乳を椀に開けて手を洗いそれでもダメだったので苦し紛れに冷えピタを左右両手に巻きつけて凌いでいた。やばかった。久しぶりに脳が燃えた。