他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

大紫蘇

雨がすげえですわ。午前中は降ってたんだっけ? 降ってなかったんだっけ? 覚えてないわ。ずっとぴちゃぴちゃびしゃびしゃしてた気がする。家の半径100メートル以内にある、雨垂れがうるさいスポットを全て撃滅したい。ずっと、とんとんとんとん軽い音がするのはかなりきつい。雨の雑踏、まさに雑な音のぐちゃぐちゃした毛玉の中から、ひとつ周期的な雨垂れを発見してしまうと、耳が自動的にそいつを追尾してしまう。追尾するものの、それに追い詰められる。額に水をコンスタントに垂らされ続けると発狂して死ぬというのは間違いではないと思う。雨はうるさい。我慢ならない。明日は外に出なければいけないし、そこそこの距離を歩く必要があるから、叶うならば可能な限り晴れ、いやあまりに晴れだと暑くてげんなりしてしまうので、適当な曇りくらいになってくれると助かるのだが、寝ている間に収まるようなタマではない気がする。この雨は。梅雨は雨雲をぶんぶん投げつけて去っていく。雨は嫌だ。嫌いだ。濡れるし。寒いし。半袖だと、室温でも少し肌寒くて、まだ出しっぱなしになっていた半纏を引っ被っていた。頭痛い。雨の日は、いつもぼんやりして中身がすっからかんな頭が、ことさら鈍くなる。内容の空虚さが膨れ上がって、ぷらぷら揺れているだけに、今でも東急ハンズで見るような、テレビの上に乗っけておく水をつんつんするピーコックみたいな何もなさがずんずんしている。頭が痛いんじゃないなこれは。頭が何にもなくて打てど叩けど響かない反応の悪さ無さに心が痛んでいる。座してる頭が何かしてくれればいいのだけど、頭は座しているだけで色々大変だと思うのでそれ以上を望むのは酷なのかもしれませんね。あまり洗剤を使っていないのに、急に手荒れがひどくなった。昨日くらいは落ち着いていたのだけど。局地的に、肉に迫っているというのか、だいぶ皮が剥けて、他の部分と比べると際立ってピカピカしている部分がある。ここが絶対守護領域になるはずなので、気をつけて生活していかねば。手荒れが一定の程度を超えると、寝る時につけている木綿の手袋に黄色いシミが出来る。手荒れから染み出した、リンパか何かの体液が乾いたものらしい。多分。見た目には透明だが、ちゃんと色があるんだなと思う。最近の些細な発見。適当な炒め物は、塩胡椒だけで味付けするとなんだか素朴過ぎて物足りないが、中華スープの素を軽くサラサラと入れると、深みが出ていい感じになる。