他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

薄片ビンタ

朝起き出してゴミを捨てに行ったら、ポツポツと雨が降っていた。雪が降ってから、暖かくなり始めて、そろそろ外套も必要なくなるかと思われた予兆が華々しく挫かれた感がある。寒いよりは暖かい方がいい。暑いよりは暖かい方がいい。暑いと暖かいの境界は曖…

雨後の筍の中の茸

半額もほぼほぼ今日で終わりかと、約1ヶ月半にも及ぶ長大なキャンペーンを乗り切った戦士のごとき顔でCPクエストを回して最後のランク上げに勤しみ、ひと段落ついてマイページに戻り晩御飯でも作るかと思った矢先、お知らせに見慣れぬ文字列が並んでいて脳…

ペット用枕

ぽたぽたという音が聞こえて、雨は嫌だなと思った。嫌だったので、布団でゴロゴロしながらだらだらして、いざ身体を起こして窓の外を見ると、爪くらいの大きさの雪粒がはらはらと、しかし大量に音もなく降り注いでいた。天気予報、的中である。さすがに大雪…

なっくるボコボコ

疲れて帰ってきて、ちょっと仮眠してから起きたら別の疲れが醸成されていた。水銀のように滴る疲れから、曇った疲れ。フォトショップの、泡がもこもこしているようなエフェクトレイヤーのそれ。電車がびっくりするくらいスカスカだった。土曜日だから、平日…

居住不在

ゆうちょの通帳がさっぱりATM機に読み込まれないのは、磁気が弱まったとかそんな理由だった。磁気定期券からPASMOに変えた時は、ただピッてするだけだから楽だな〜なんて思っていたが、タダで発行するもの全てにICチップ的なあれこれを入れるのはコストがか…

薄着の破裂

洗濯したにも関わらず、パジャマがくしゃみをした後みたいな匂いがする。不可解である。風がぶいんぶいんblowingする日に干したので、物干し竿のごく一極に偏り、各洗濯物の間で十分なスペースが確保されなかったため、中途半端に生乾きになってしまったのが…

吊るし上げ茄子

ダイショーの塩コショウを買った。ダイショーの塩コショウは、形状が完全にダイショーの塩コショウで、私の頭の中では、塩コショウと言われると真っ先に思い浮かぶのがダイショーの塩コショウである。実家で、というか母が長年使い続けている塩コショウがダ…

覇道整備工事

PCの調子が悪い。ずっともたもたしている。ぬるぬるしている。サクサクという副詞がよく引き合いに出されるが、あれを乾パンだとすれば、捌きたての鮮魚くらいぬるぬるしている。全然ダメ、とかではないが、快適では全くない。酷使しすぎたか。酷使無双か。…

ふりかけvsかつおぶし

手間がかからないのをいい事に、一週間以上ガラケーを充電せずに置いていた。電池マークの目盛りがあとひとつだけになってかなり長い間保ったものの、そろそろ怪しくなるかと思って充電スタンドに立てた。昨今では何でも大体ケーブルをジャックにぶっ刺すの…

麻縄と肉のストラップ

邪魔だったフランス語辞典の外函を捨てたと思っていたら、机横の棚最下段に押し込んであった。帯は捨てた。どうしてなぜゆえ、こんなに辞書はデカくて重いのか。理由は分かりきっているが。ペラい辞書はしょうもない。デカい辞書を使いこなせているかと言わ…

みたらし団子の串ランサー騎士

帰ったら一旦仮眠しようと思って寝たら2時間くらい意識が綺麗に飛んでいた。夜もこんな感じで朝に飛べると気持ちがよいのだけど。ゴミ収集日をすっ飛ばして出してあるゴミ袋があった。収集日守れよオメーとばかりに、ギリギリ氏名を推測できるプライバシー…

ダイスカット干し肉

何日か前から親知らずが静かに痛み続けていて、飯を食っている時に絶えず意識に5%程度介入してくるので気になる。高校生だかの時に生えてきて、他の歯を害する事もなかったので見送られた弊親知らずsであるが、重度に差し支えなかったとしても、身体をシス…

ドラキュラの親知らず

昨日の風呂場で、剃刀を当てる過程で顎にあったニキビか血豆みたいなものを切ってしまい、いつぞやの「プツッ」という感覚を再び味わう事になった。今回は、鋭い痛みが継続する事はなかったので、ちょっと爪が引っかかった程度の可愛いものだろうと思ってバ…

強襲

今、近所から発砲音みたいな音がしたけど大丈夫だろうか。抗争が起こるような地域だとは思えないのだけど。ただ、間違いなく、私のショバが荒らされた事に間違いはない事態が発生した。窓の外で、引くほどガチャガチャじったんばったん騒音が聞こえた。この…

白いけど白くないシチュー

調味済みシマチョウを炒めて食った後、フライパンを洗い場に突っ込んでお湯の蛇口をひねった。コンパネを確認すると、そもそも給湯器がONではなかった。迸ったのはかじかむような水。3、4ミリ程度も浮いた、どろどろした良くなさそうな脂へ血気盛んに冷水…

上の方しか電気がついていない外付け階段

軽くよろめくくらいの風速で、洗濯竿にかかっていた洗濯物が軒並み軒の方へ、突き出し窓からでは手が届かない遠くへスライドしてしまった。屋外に出て、手のリーチへと引っ張り直す。おろしたての、白い長袖クルーネックシャツがハンガーごと落下していた。…

ビデオデッキスタン制限

更新がそこまで頻繁ではないために、数ヶ月に一度まとめて見に行っている記事があった。カクヨムの、あるエロゲライターが書いていた記事。質問だったり現場周りの事だったりと、門外漢でも読んでいて面白かったのだが、頃合いと見て4月にはさっぱり消して…

端まで手の届く庭と手の長さと

精液塗れで画面が黄色くなる同人CG集の発売メールを見て何とも言えない気持ちになった。毎作品そういうシーンがあるから、中の人がそれをめちゃくちゃ好きなんだろうな。年始に地元で買ってから郵送してもらうのを忘れていた荷物が届いて、その中にお餅があ…

身動き取り放題

昨日くらいに、小林賢太郎率いる劇団? コントマンシップ? カジャラの第五回公演の情報が出ていた。去年よりも一月遅いくらいか。一度ナマで目の前で観る味をしめてしまったので今年も願わくば是非是非劇場に足を運びたいところであるが、予定がどうなるか…

ゴーストタウンミスコン不透明度部門

すごく晴れだったので洗濯物を干した。店でアパレル畳みをされたままのクルーネック長袖シャツをそのままランドリーしたところ、ハンガーにかける段になって、「ここ……水に濡れてないな……」というエリアがある事を発見した。畳んだままだったから、いい感じ…

腰に手を当てて哄笑

学校が休校になり、食材がしこたま余って大変な事になっているらしい。たとえば、牛乳とか。数値と単位を付き合わせただけで理解の範疇をたちまち超えるくらいには影響が出てしまっているらしく、色々な方法で対処しようと奔走しているようだ。で。通りがか…

白目鯛

部屋が寒いと思ったら、台所の換気扇がつけっぱなしになっていた。外の冷たい空気が入ってくると、換気扇がちゃんと換気してくれているんだなという当たり前の事を感じる。今日は空気が冷たかったが、なぜ冷たかったかと言うに憎っくき雨が降っていたからで…

温厚、冷薄、薄情、厚情

歯ブラシの予備があるか確認したら、一本あった。この前新しいものに替えたばかりなので、しばらく大丈夫だと思う。目覚ましをセットするのを、寝る直前に忘れている事に気が付いたが、ハンドクリームを塗ってさらに手袋をした手だと、絶望的にスマホのスク…

掴み損ねた袖、回収

今日は、すっごいいい事があったので最初に書いておきたいのですが。なんと。あの。私が初めてやったソシャゲにして、個人的DMMゲームタイトルのぶっちぎり単独峰、『キルドヤ』のシナリオを担当されていた方を、ついに発見しました。 https://twitter.com/n…

宇宙閉闢以来

真ん前の家に、一人暮らしかどうかは分からないが、とにかくおばちゃんが一人、少なくとも住んでいて、玄関門の周りを花鉢でいっぱいにしている。目立って綺麗な花がたくさん植わっているわけでもないし、ごくごくありふれた普通のプチ・ガーデンみたいなも…

月の裏側の私人

朝、起きてから1、2時間くらいが、花粉症症状のピークらしい。朝の一通りのルーチンワークを済ませるまで、ちょっとティッシュのところに戻ってずび、またティッシュのところに寄ってずび、ゴミ箱の天面が一瞬にしてティッシュ色になる。年頃のティーンが…

教条の突き立て

洗濯物を干した。夜に夕立、じゃないや、通り雨でもあったのか、屋根の一角から執拗にぽたぽたと滴が垂れていて、物干し竿の一部エリアがとても使用できたものではない、ウォーターハザード地帯となっていた。家に帰ったら、夜闇に浮かび上がる、てかてかし…

横行する縦断

この前の、土曜日だったか、に、図書館で手頃な文庫を2冊借りてきた。読むかどうかが全く自信を持てなくなってきたが、読むのをやめると完全なゼロになりそうで、それが考えるだけで空恐ろしいので、1未満の小数点に成り下がってもすがりつきたいという気…

ニューロプラクティック

目ん玉がものすごい痒い。正確には、目尻の鼻側、体側じゃない方、目やにが第一に溜まる方、がものすごく痒い。弱火でゆっくりなぶられているような、居ても立っても居られないほどではないけれどふとしたいちいちに気になる痒みがずーっと続いていて、これ…

一寸の虫、五分に渡るロングシャウト

雨が降っていたので寝起きが最悪だった。目を開けて、なんだか部屋が薄暗くて、ぱたぱたと聞こえて、身体の血液が後ろ半分に淀んでどっくんどっくんと流れている感覚があって、おぼろな脳味噌の自覚がさらに正体を眩まして、うーとかあーとか思っていた。あ…