2023-01-01から1年間の記事一覧
なんとなしに今考えているのは、相手が言い出したタームを無批判に繰り返さない方がいい、という、何回も述べていることである。そこに解釈なり、一般化なりの抵抗があればその限りではないというかむしろそうしなさいと思っている。飲み込むよりは噛む能力…
トータルリコールをゆっくり読んでいるが、編者の翻訳は結構いい。それ以外だと、脱字がちらちらある。これで五刷なのだから、少なからずびっくりした。やる気があるんだかないんだか分からん。さすがにこれが原典準拠ではないと思うけれど。お餅を丸めるの…
だいぶ遅くなったが、弟への誕生日プレゼントとして、普段は行かない高い寿司屋に連れて行った。たいそう喜んでいたのでよかったが、高い寿司屋ってマジでうまいなという再びの発見があった。醤油もうまいし、何より海苔がうまい。上品な甘みがずっとじんわ…
ソラリスを読み終わった。この本は訳者による解説がよかった。というか、訳者の人を知っているから安心して買ったところもある。優れているし、いい人である。解説を読んで思ったが、やっぱり虚構船団と似たような性質もありつつ、でもSFとしてはかなり、「…
移動中に『ソラリス』を読んだが、これもすごいし変な本だ。虚構船団を思い出した。途中で、異常に執拗な、部分的枝葉的描写が大部にある。話の筋も、読んでいくうちにじんわり分かる。でもかなり気持ち悪い。その長大さ、ディテールの細かさがすごい。ボリ…
特に言うことがない。困っている。たん、たん、たん、と、単語3つくらいで一日の叙述が終わってしまう。アリストファネスみたいにめちゃくちゃ長い単語を造り出せば3単語で一日の人間の活動全てを網羅してしまう意欲的な文章になるかもしれないが、日本語…
ブラッドベリ『刺青の男』を読み終わった。とても気に入った。今年読んだ本の中で一番よかった。エンタメ小説みたいに分かりやすいおもしろさがあるわけではない。というか、分かりやすい部分はない。じんわり、滲んで一面がいつの間にか色付いているような…
刺青の男、すごい面白いな以外に特にない。「ロケット・マン」もよかった。物質として、ハヤカワの本は好きだ。文庫本としてちょうど一番気持ちいい物体だと思っている。ハヤカワは歴史小説のレーベルも持っているらしい。SFも見方によっては歴史小説という…
昨日の本に「長雨」という短編が入っていて、まだ読み終わってないのだが、すごく好きだった。私は暗い、しんどい話が好きらしい。他は、特になかった。日中に眠いと思わなかったが、眠さを寒さが上回ったからだろうか。ひたすらに、家に帰ることだけを思考…
レイ・ブラッドベリ『刺青の男』を読んでいる。変な本だ。翻訳はだいぶ読みやすい。多分原語で読むと頭がぐんにゃりすると思う。なんと言えばいいのか、英語に堪能ではないので表現できないが、ものすごい英語なのだ。ある言語について、文体を評価できるよ…
空気がかなり冷たい。寝る前に米を研ぐ水道水の冷たさで手がもげそうになるので、一応今は冬だと思い出す。ちょうど通りがかる位置にあったので、ナポリタンのパンチョでナポリタンを久しぶりに食べた。結構味が濃かった記憶があるのだが、あんまり分からな…
しておかなければいけなかった話が終わったので、ちょっと気が楽になった。お昼もご馳走になってしまった。身構えたほど心労のかかることにはならなかったのでよかったというか、大体のことは、あらかじめビビっておくことで先取りで疑似体験し心理的ガード…
空気がまた冷たいが、部屋の底から蝕んでくるような寒さではないので、今年の冬はだいぶ後ろにずれ込んでいるものと思われる。目立った精神活動はなかった。まともなものを食えていないので、明日は買い物をして一発整えないと情緒不安定になりそうで怖い。
人の買い物に付き合って肉体的には疲れたが、精神的にはそれほど疲弊しなかった。あまりにも突発的に発生したイベントだった。今日、コンビニで肉まんを買って帰り道で食べることになるよ、と予言されていた方が信じていたと思う。世の中の大体は金で買える…
あまり雲がなく、よく晴れていた。今日から冷える方に戻ったというが、こんなもんだっただろうか。もう少し身にきりきりと来るのが冬の寒さだったはずだけれども、今冬はどうも調子が狂うヘンテコリンなので思い出せない。髪を切ろうかなあ、どうしようかな…
特に何もしない日だった。昨日の夜が……。いや別に何もなかったな。何もしない時間をそれと認知して過ごしていると、本読みてえなという気持ちになるのだが、具体的にどういう本を読みたいかという段になると、もわっとして手触りがない。足踏みは好きだが、…
油物をちょっと食っただけでめちゃくちゃ胃がもたれている。一日中もっちゃああああ……としている。元々そんなに得意ではなかったと思うが、最近特に響いてくるので、どこかで体質の変化を迎えたものと推測する。昼飯を食っている時に、あることに気付いてシ…
今年インフルが流行ってるらしいよ、と私に教えてくれた人がインフルになったらしい。インフルなんて毎年流行っとるやないか、花粉症と同じやんか、と思ったが、過去2年くらいはおよそ皆がマスクをしていたので、ついでに予防されていたというのをどこかで…
ほどほどに寝起きはよかった。それで何をしたわけでもないが。よく通り過ぎるところに銀杏が生え並んでいて、今、葉が真っ黄っ黄になって落葉している。わあ黄色い、たくあんみたいやわ、なんて思っていたが、路上に分厚く葉っぱが積もってきたないし、よく…
寝起きが悪かった。特に悪かった。昨日の夜、乾いたと思って取り込んだシーツが、微妙に乾いていなくて、水分は飛んだけど乾いていないみたいな状態で、張って寝たらすごく冷たかった。濡れていないけど乾いていない、曖昧な状態にあった。冷たかったのであ…
玄関にずっとゴミが置いてある。ずっとと言ったところで、一週間くらいだったような気がするのだがそこはもう曖昧で、朝起きても、捨てに行くのだるいなあ、と思ってほっぽり続けている。冬だから腐敗臭とか饐えた臭いはなくて、そこに甘えている。読んでい…
また『エロ事師たち』を読み始めた。何回読んでもいい本だ。日中にMPが擦り切れたので、頭がくるくるするだけで、中身が空のガチャポンカプセルがずっと出てくるみたいになっている。眠いというよりは、起きていたくないの方が近いのかもしれない。
銀行のATM脇に、紙の帯が2本捨ててあった。全銀行共通だかそんな文言が書いてあって、目にしたことはないけれど、ここで200万円が動いたんだなあ、と思った。それから、金と品性は正比例しないんだなあ、と悲しくもあった。朝歩いている時にゴミ清掃の一団…
無限に眠い。際限なく眠い。意識の裏に常に眠気が張り付いて、かにみそみたいだ。少し本を読んだ。本を読もうとして、無理をして本を読んだ。途中で気が散って気がつけば夜になった。親指の爪が切ろうか切るまいか悩む長さになったので悩ましい。とにかく眠…
頭の中であれをやろうかな、と考えると、それだけで満足してしまうので、考えようによってはとても無欲な人間なのかもしれない。ナマの経験に欠ける、精細を欠いた内世界を持つ悲しき人間でもある。思考が砂混じりの紙粘土みたいな手触りなのだから、どっち…
びっくりするくらい、いや情緒は残念なほど凪いでいるのでびっくりはしないのだけども、虚無の日だった。外の風景をちらとでも、視界の端に映したかどうか自信がないくらいしょうもなかった。ともかく自分への評価が低い。正直、今何を書けばいいのかさっぱ…
うわぁ、起きられねえ、と思いながら起きようと頑張って、結局大して起きられたわけではない。日本語が変な気がするが、言おうとしていることを表したらそうなった。座り心地の悪い結果補語みたいな。なんでもかんでもすぐ比喩にすり替えるのはよくないのだ…
洗濯の都合で長袖のシャツが払底していたので、半袖に半纏を重ねることでやり過ごした。払底とは言っても、たしか3枚くらいしか持っていないので、元々底が見えているし割れている。一人では何もしなくて、対人では躁的である。スパンの長い、元気じゃない…
家に帰ってきた。行きの道中で、田中芳樹『七都市物語』を読み終わっていた。おもしろかった。すっぱりさっぱりそうだ。他に言うことがない。素直に、お支払いした金額分満足した。歩くのは好きだが、歩く行為自体にはたちまちのうちに飽きるので、一人言を…
めちゃくちゃ眠いのは、部屋が寒いからだろうか。膝掛けと半纏でなんとかなるんじゃないかと頑張っているが、なんとかならなさそうか。足先が特にぎゅんとくる。薄い靴下を履いているせいもある。今のは一足100円ちょっとくらいの、安いから買ってみたら生地…