一億円「ラクして人の手に渡りたい」
こんな世界ならいいですか?
「ただいま担当の記憶は席を外しております」
顔中にガムテープを貼って監禁すればマスキングテープ?
人体の急所に急用が入ったので救急へ急ぐ。
交差点で信号を待っている時、横に女学生がいた。
鼻をかんでいた。
理由は一切不明だが、鼻をかんでいる女の子を見ると興奮する。
肉欲を伴わない、透明なピンクが胸中にふわりとたちこめる。
汚いものが、汚くなっていくものから出ているからだろうか。
汚い気持ちで眺めていた。
あのティッシュになれれば幸せだろうか。どうだろう?
某コンビニからエロ本がなくなるらしい。
僕の好きな、そして唯一の購読紙であるところの茜新社刊『コミックLO』はそもそもコンビニに置いていないので問題ないが、エロ本のデザインという意味では『快楽天』は色んな意味で重要なので、悲しいなと思う。エロマンガしか興味がないので、投稿雑誌とかはどうでもいい。渋谷のアダルトショップで中古のエロ本が売られているのを見て、ものすごく言いようのない気持ちになったことは覚えている。
そんな僕は、2016年の1月2日、ブックオフで中古のエロコミックスを買った記憶がある。多分「姫はじめだひゃっほい」とか考えていたんじゃないだろうか。
慶賀ムードに反発してそんなことをしたんだと思う。自分でも理解できない。
上品の響きが気に喰わない。じょうひん。
下品の響きがかわいそうだ。げひん。
上品は鼻につく。下品はケチがつく。
そんなに上が好きか。上昇志向が好きか。
そんなに下がダメか。縁の下の力持ちはもうボンベイ遺跡か。
上品も行き過ぎると下品だと思うし、下品も方向さえ間違えなければ昇華されうる。
横合いからやいのやいの言うことではないのではないか。
YESロリータ NOタッチ
大事なスローガンだと思いました。僕には触れる勇気もないですが。
フィクションがあるから僕はまだ外界に興味を持てた。フィクションを通していろんなすごい人を知った。
フィクションの向こう側にいるのは、すべてがみんなフィクションだ。
肩書って多分射的で狙うべき風船みたいなもので、名実が伴ってくるにつれてデカくなり、キツイ色になっていく。
撃ち抜かれた時に、音が大きくなるし、占めていた空間の大きさがはっきりと分かるようになる。
隣の芝がいくら青くても、そこには無形の有刺鉄線が張り巡らされていて、近所がうずうずと僕らが踏み越えるのを待っている。
自然の力に任せる庭師でいなければならない。植物本来の力を、見守るだけでいなければならない。
歪みが、助長されていく。
まだ、フィクションは歪んでいない。