他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

マロン・クリーミー(栗の実)

今住んでいるところは、やたらセキュリティが厳しい。

といっても電子的なものではなく、物理的に分厚い防火扉でがっちり守られているということだ。

入り口、入り口2、入り口3、私の部屋の入り口と、実に4枚もの扉が侵入者の行く手を阻むわけであって、ここにわざわざ挑もうというのはよほど酔狂な真似に違いない。このうち、入り口以外がすべてごつい防火扉だ。閉まる時は、物理法則に従って閉まるに任せるととんでもなくうるさいため、レバーをつかんでゆっくりと閉めてやる必要がある。炎をとるか、爆音をとるか。

寝る時には私の部屋へ入る扉に鍵を閉めるのだけれど、というのも寝ている間に悪漢悪鬼羅刹百鬼夜行が私の部屋に闖入してきたら嫌だからである。おそらく誰でもそうだろうが、ともかく鍵を閉める。この鍵がまたいかつい金属インゴットを渡すようなシロモノで、廉価版セコムに安全を委ねている気分になれるようななれないような。

 

布団の中で数える羊は、そういえばいっぴきにひきではなくて一頭二頭なんじゃないのかな。もしかして、就寝時に数える羊は、私たちが知っている羊とは全く種を異にするなにかだったりするのだろうか。

そんなものを数えていては、寝つけるものも寝つけない。

 

風船ガム。
風船のように膨らむガム。
ガム風船。
ガムのように噛める風船。
どう違うのか分からない。
カメが風船を誤食して死んでしまう事は環境問題にまつわるので聞いたことがある。
カメがガムを誤食しても死んでしまうと思う。
風船にプレゼントをつけて贈るのはなんだか物語性が強い。
ガムにプレゼントをつけて贈るのは単なる嫌がらせだ。
風船は船だ。
ガムは何だ。
風船は膜だ。
ガムは何だ。
風船もガムも、およそ子供に好かれているだろう。
風船の方が喜ばれそうな気がする。
場に依るかもしれない。
テーマパークでもらって嬉しいのは風船だろう。ジェットコースターの途中でガムを誤嚥したくない。もしくは、前の席の乗客の髪の毛にべっとりと付着させてしまうだとか。
おやつの時間に風船をもらっても嬉しくないだろう。ゴムを噛み続ける嗜癖があるならばともかく。ガムをもらった方がいいはずだ。
風船の方が脆弱性がある。
ガムは脆弱性云々以前に、定型がない。ともかく板ガムだろうが粒ガムだろうが、噛んでさえしまえばあとは「ガム」である。靴の裏にへばりつくのと何ら変わりはない。
どちらにもそれなりの許容力がある。バルーンアート然り。ガムは、ある程度の温度で一定させればかなり自由な細工ができるだろう。成果物は欲しくないけれど。
風船ガム。
ガム風船。
どっちでもいい気がしてきた。
多分黄緑色と若草色の違いくらいしかないだろう。
こんなグレーの結論を導いてみる。
玉虫色の見解の方が、色がつかなくてよかっただろうか。