他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

連れ込み宿にしけこんで

立っているだけで足がプルプルするのですけど、私はそんなに疲れているんでしょうか。皆さん元気ですか。とりあえず、みんな元気ならいいよ。よろしくやっておくんなまし。

昨日まで移動の疲れでぐったりしており、辛うじて生物としての形を保っていた程度でしたが、今日は頑張って、新しいおうちを探しに出かけました。もう住みたい町は決まっていて、実は1年くらい前に夜のラブホ巡りをして遊んでいる時によさそうな不動産屋を見つけてあったのです。おぼろげな記憶を頼りに、ものすごく適当にふらふら歩いていたら、幸運にも一発でたどり着けました。記憶力なんて、適当でも意外とどうにかなるもんですね。電話とかしてないんですけど~、と入ってみましたが、よくよく私の後に来る人を見ていると、大体の人は予約せずに、住みたい町をうろついていて目に入った不動産屋に飛び込んでいるみたいですね。まあ、その町にどんな不動産屋があるかとか、ネットで調べても分かりづらいからな。ゴキブリやネズミと一緒で、不動産屋は一軒あればその周りにもっとあるので、芋づる式の端緒を探すのが賢いのかもしれん。まあまあシビアな条件で探したけれど、ものすごい大当たり掘り出し物物件を一つ抑えてきた。すごいいい部屋だった。広いし静かだし設備もまとも(むしろ綺麗)、かつ家賃は常識の範囲内。駅から歩いて一桁分。すごい。不動産屋の人も「私が住みたいですね~」と言っていた。すごいいい部屋だった。セパレートだ。セパレートすごい。前住んでいた家の間取りに、ちょっと似ていた。

帰りの大通りで、少なからずアレなおじさんが、「アメリカ大好きな日本人!!!」だったか、ともかくよく分からん事を拡声器で叫んでいて、そのくせ脇に携えている幟は有名アニメのもので、でもよく見ると書かれている事は全く関係なくて、東京やべーなと久しぶりに思った。そのすぐそばでは、カンペを見ながらえっちらおっちら演説(朗読?)をしているおじいちゃんがいて、混乱の様相を呈していた。人が集まるところに、どうしてだか必ず演説する人が現れる。俺の話を聞け! という事だよな。通り過ぎる人が、彼らの演説内容を聴くのは、長くて3秒くらいだろう。そんな短時間で、立ち止まらせるに足る訴求力を持つ弁舌が、どこにあるだろうか。街頭演説って、とても難しいんだなと思った。名前を覚えてもらうだけとはわけが違うのだ。咀嚼させねばならない。

ラブホテルから出てきたばかりの男女を見て、どういう表情をすればいいのか、咄嗟に分からなかった。