他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

Fat is your name?

少しくキレそうなくらい疲れた日だったので、さっきまで「ちょっとだけ、ちょっとだけだからね……」とベッドに横たわって意識を失っていた。生半可な睡眠を経たせいでより一層だるさと眠さがオーバードライブしているのだけれど、風呂に入ったりとか、人としての形を保つためにしなければならないbusinessは指折り枚挙していけば暇がない。寝る食う風呂に入る程度の暇がなくなれば、それは人としての輪郭が危機にさらされている証拠だろう。普段から6H程度の存在感が世間にすれれば、手垢とかの黒さに負けてしまうだろう。いかに腹が黒かろうが、髪の毛が黒かろうが、時の流れなる消しゴムにかかれば一瞬で、ただ紙にへばりついた汚れだったに過ぎなくなる。空恐ろしい話だ。予想より肉肉しさと脂油っぽさがただれていたステーキのせいで胃袋が機能不全とはいかなくとも機能不調に陥り、晩に食べたインドカレーがべろっべろの脂と一口食べるごとにじっと身をすくめてしまうような辛さを兼ね備えていたので(入っていた肉は美味しかった。その事実を忘れてしまうくらいに辛かったのである。カルカッタ!)、上半身を起こしていると胃袋の中でそれらの食べ物ハザードが胃壁を攻撃しまくっているのがわかる。ステーキの脂でいいボディーが入ったところに、強烈なカレーが脳震盪アッパーを繰り出したのだから、むべなるかなという事態だ。むべむべ。消化されて腸の旅を終えて来たようだが、カレーのびりびりが粘膜に来る。……。ふう。自然の摂理、自然の欲求に負けてお手洗いを済ませて来たが、ちゃぽりと落ちていったものを見て、ふと思う事がある。「脂っぽい食事をした後でも、便には脂が浮いていない」という、当たり前なんだか当たり前じゃないんだか、意識した事がないような気付かずスルーしてしまっていたような、そんな事に意識が及んだ。用水路とかドブとか、虹色に光る脂の油膜が張っているのを目にした事は誰しも一度や二度はあると思うが(こういう言い方は押し付けがましいのだろうか? でも、画像検索すれば『画像は』見られる時代だしね)、自身の排泄物で便器の溜め水ー便器の底で原始的な欲求の充足を待ち受けているあの水には、一体全体、正式な名前がついているのだろうか。知らないーがテラテラと光った事がない、ないと思う。これは消化器官がウルトラ頑張ってくれているからなのか、それとも何かしらの要因で目には見えていないだけなのか。便が含有すべきと想像される脂、彼らの行く末はまだ分からない。