他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

おしっこジョバァンニ

日中、どこかからずっとピアノの音が流れていた。♪♪♪。情熱大陸のテーマとか、他にも何か流れていたはずなのだが、素養がないというのはそういうもので、ピロピロリズムが流れているな、くらいにしか思えなかった。ピアノの音をピロピロなどといい加減な形容をしてしまって良かったのだろうか? ポロンポロンとかオノマトペがあった覚えがあるけれども、楽器の音を文字にするのはかなり野暮な真似なのだろう。バンドの曲をすべてカタカナで書き起こしてみると、死ぬほど間抜けな事になるだろうから、怖いもの見たさに似た感情の衝動に従って見てみたい。バンドスコアに「ギター:ギャイーン、ベース:ドゥンッ、ドラム:チンチンチン」とか書いてあったら、それはそれで面白いだろうが。話が脱線したが、上の方の階で誰かがピアノを弾いていたらしい。文化的で結構な事である。私はうるせーなと思いながら昼寝をしていた。体力が赤いゲージに突入するのを感じたからだ。まあそれはともかくとして、ぐぅっすり眠ってから目を覚まし、堪えていた尿意を解放しにお手洗いに向かうと、なんと、眼下のズボンに染みがあった。尿意を堪えるも何も、就寝中に失禁していたのである。なかなかにびっくりする現象であった。私は、お漏らしをする時は夢の中で放尿する行為を経て現実でお漏らしを遂行する。しかるに、今日の昼寝に限っては、夢の中での排泄行為、すなわち夢尿(むにょうと読む。夢精みたいなものである)をした記憶がない。夢の記憶なんて水に浮くオブラートに水性ペンで書かれた内容が如く曖昧でぼやけまくっているものだが、それにしても身に覚えがない。身に覚えがないが、身にしるしがあるので、まあそういう事なのだ。数年ぶりにお漏らしをした気がするが、そういえば去年にしていたようなそうでないような。大人にもなってお漏らしをするなんて、と思う人もいたりいなかったりするだろうけれども、大人には大人でお漏らしプレイや放尿プレイがあるのである。大人にとってのお漏らしは、付加価値のついた、子供の頃の粗相とはかけ離れたシロモノなのである。そこを間違えないように。ついでに、私がそういうプレイをしていたのだと勘違いしないように。のどかなお昼寝中である。あとは、目的地に辿り着いたものはいいものの、どこが入り口か、そして入り口らしきものを見つけたとしてもそこをどう開けるのかさっぱり分からず、目的の建物をぐるぐるぐるぐる周回し、結局あっさり他の人が入っているご相伴に与るという非生産的な時間の無駄遣いをしてしまったくらいなものである。