他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

視覚優位

突然寒くなった。パソコンのハードディスクが突然奇音を出し二度と息を吹き返さなくなった時の唐突さに似ている。例に挙げたものの、自ら経験した事はない。本当である。いきなりスクリーンがホワイトアウトする程度だ。窓を開けても、そしてこの点で季節の移り変わりを痛く感じるところであるけれど、玄関と居間を繋ぐ扉を閉めた。ここを閉めるのと閉めないのとでは天と地、まではいかないけれど、東京と博多くらいには違う。長ズボンとスカートのどちらが暖かいか、という話だ。上着に2枚必要になると、単純に計算して、洗濯機にかけなければならないマテリアルの総量がほぼ倍になる。夏の洗濯サイクルから切り替えていかないと、冬は屋外干しをしても乾燥が遅いし、衣類周りで痛い目を見てしまう。道を歩いていると、「ソープランドステッカー〇〇円!!!」という特売ワゴンがある店の前に出ていた。ソープランドステッカーってなんなんだろう。近くにソープが3軒あるのは知っている。泡洗体とか書いてあるが、まあソープだろう。して、ソープランドステッカーとはなんぞや。あわあわがシールになっているのだろうか。しかし、ヒロインが入浴中に誤って浴場に侵入したところ放送・倫理コード的に乳首や局部を「見せられないよ!」しなければならない場面は、現実ではそうそう起こることではなく、そのために開発されたシールであると考えるのは難しい。このような悶々を2秒のうちに終え、事によってはポリスを呼ぶぜと再び目を凝らすと、「ノーブランドステッカー」の間違いであった。点が一つ足りず、円が一つ閉じていないだけだった。こんなもん、ほとんど一緒である。事象を脳が通り抜けると、まず一次にエロ漫画フィルターがかかる思考回路をどうにかしないといけないと、何千回目かに思った。ソープランドがステッカーを売り出すはずは、ほとんどない。そんな案をぶち上げる奴がいれば、相当のタマを持っている。別のところで活躍した方がいいだろう。innocentという、無実とかそういう単語が、多分ラテン語のnoceo害するから来ているんだろうなぁと思った。否定辞negationのinが頭について、現在分詞にして、そこから活用語尾を落とすとまあ大体の古典語は現代英語になると言ってしまってもいいので、innocentの完成である。害していない、無害、とかそんな意味になるのだろう。あいつは何かを害している、というイノセントな奴が、指弾される側を害している可能性だってありそうなものだが。軸があるから反転できるので、皆が軸をノセントな奴だと責めれば、晴れて無罪放免だ!