他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

降参するなら手を

2、3日の間に、人間レベルがかなり下がった。人間レベルというのは、大した定義も与えず適当に使っているテクニカル未満のタームである。疲れた時に「ん"ぁ"ぁ"っ」と口にするのと大差がない。日が変わる前にお布団に潜り込めるようには回復していきたい。主菜がまともに存在する食事をするように持ち直してきたからだろうか……。グラノーラを食っていた時よりは身体に重みがあるように感じるが、グラノーラを食っていた時は、ストイックな軽さで身体が満たされていたような感覚もあった。デオキシスデフェンスフォルムスピードフォルムではないが、食生活って「ダイレクトな間接的に」影響をもたらしてくるものなのであるなあと思う。どっかのメーカーは、一時期の企業コピーが「あなたは、あなたが食べたものでできている」みたいなものだったけれど、あれは嘘ではない。確かに食べたものでできているが、その工程ラインには精神というこれまた別の厄介な厄介が鎮座ましましている事を忘れてはならない。今日、ふと眠りの淵に足を取られた時、いやに鮮明な、あるいは生々しい、手触りをこれまでの経験に従って再構築したような浅い夢を見た。内容は語るに及ばないが、ある意味現状を綺麗にパッケージングしたような夢だった。ある個人商店の店頭に、「頑丈な手提げ」というアイテムが販売されているのを見た。金にして約2000円也。頑丈そうなのは分かるが、見た目がむず痒くてたたらを踏むほどにダサいし、まだ小学校の家庭科の時間でミシンにかけたナップザックの方がよほど格好いい。そもそも商品札に「頑丈な手提げ」と表記されているのが物凄い。そんなRPGに出てくる武器みたいなセンスがあろうか。いや、手提げという名詞をこそ取り上げた方がいいのかもしれない。以前ポシェットはおそらく死語で、ほぼほぼポーチに取って代わられてしまったのだろうと考えた事があるが、手提げもなかなか厳しい立場に立たされていると、私は思う。小学校を上がると、もう使う機会はない、と言ってしまってもいいだろう。エコバッグとはいうが、エコ手提げとは言わない。上位カテゴリーであるところのバッグに、手提げは吸収合併M&Aされつつある。私は中学校まで手提げ袋を使っていたが、女性が「メインの中バッグ+ちんまり小バッグ」みたいな装備をしているところを見ると、手提げは本来とても中途半端なサイズ感に位置していたのかもな、と思わされる。何を入れていたのだか、よく思い出せない。