他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

進軍するから悪路を立てよ

今日のかぼちゃの煮物は美味しくできたと冒頭で自慢しておきたいと思う。ひとしきり煮の過程が終わった後に、20分ほど火から降ろして放置しておくと(IHなのだが)、味の馴染み方が違う。プラシーボかもしれないが、そう思わないよりはそう思った方がいいので、粗熱をとった後の方が煮物は大概美味しいという事にしておく。IHという、選り好みの激しい調理器具を導入してしまったばかりに、以前愛用していた雪平鍋(大小2つある)が使えなくなり、少し持て余すサイズの鍋で煮物をする事を強いられているが、「雪平鍋=アルミ」「IH=アルミ非対応」という容赦の無いほどに相反する命題がぶつかり合っているのでどうしようもない。外で焚き火をしてそこに雪平鍋をかけるか、ガス機器を導入するかの2択である。ここまでを「雪平鍋ってなんやねん」と思いながら読んだ人は、検索してみればいいが、雪平鍋は可愛い。鍋界のティーンアイドル的立ち位置と言ってしまってもいいだろう。寸胴が、紅白でトリを飾る演歌歌手である。「YU! KI! HI! RA!」とコールする事も不可能では無いと思うので、煮物系アイドルグループをプロデュースする機会があれば……あれば……。応援うちわに雪平鍋を採用したいところである。今日もウルトラ何もしなかったが、スーパーに買い物に行くために夕刻外に出ると、「うわさみっ」と感じたので、冬がひたひたと近づいてきているのだろう。冬に足音のオノマトペを当てるなら、まず「どかどか」ではないだろう。「ダッダッダッ」とかでもない。あの肌触りを思い出すと、やはり「ひたひた」に軍配が上がるのではないかと推測する。しかし、冬には冬将軍という隠しキャラが実装されているわけで、冬将軍が進軍する際に当てられるべきSEは、もっと重厚で無骨なものの方がふさわしいのであろう。しかし今日は何もしなかったな……。昨日読み残した悪魔のメムメムちゃんの残りを全部読んだ。途中から「絶対面白いの分かっとるやんけ」と思いながら読んでいた。作者を信頼しながらコンテンツを享受するのは、伴う快楽も大きいがその経験を得る事が難しい。痒いところにぶっすり刺さるようなものを見つけた時に、これよこれ、と思うので、原体験の模倣をもう一度、と一度巣穴に持って帰ってから、日が暮れるまでまた探しに出かけている。一見開きに2つ3つボケがあるので、毎秒ボケてほしい私としてはとても気持ちがいい。コントみたいな人生がよかったね。