他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

いいかい、これが膾炙だよ

朝の8時に家を出て20時過ぎに帰宅するというかなりエクストリームなスケジュールで一日、いや丸半日お外にいた。グラブルフェス2018にいた。多分公式が撮っている記録のどこかにうっすらと私みたいな存在の影がぼやっと伺えると思う。まさか入場まで3時間もかかるとは思わなかったが、そしてその後地獄の物販待機列耐久レースがあったが、真顔で楽しかったと言わせて欲しい。笑うのは苦手なのである。意識的に笑うのが苦手なのであって、私が好んでいる「そこまで上下関係に厳しくない年上に少々失礼な恐れがある程度で雑談を吹っかける」という行為の最中は、自分が現在進行形で何をしているのかよく分かっておらず、頭の中が真っ白だ。思考回路が焼け付きながら無駄話をミルフィーユにして積み上げている。現実味というか、生活感というか、地に足が付いた中身を記録しておく事があまりないけれども、今日はまあ、12時間も費やしたわけだし、紙幅を割くに値すると考えての事である。待機列で直前にいる二人組が、アルバハHL風パマンと光パゴリゴリマンのコンビであり、後ろで粛々と二人の雑談を聞いていた私は、お空は広いなあとずっと思っていた。来場者をざっと概観するに、確かに年齢層はかなり若い方(20代前半に集約すると思われる)が多かったが、驚くなかれ、老若男女ってこういう事を言うんだなという散らばり方ではあった。広い範囲に訴求するコンテンツっていいな〜と考えながら、腰痛えな〜が頭の中に弾幕を張っている。こんなにここに人がいて、私が並んだその後ろにもまだ人がいて、私の遥か前に入場した人がいて、こんなにいっぱいいるのに、こんなにいっぱいの人にチケットが出たのに、それでもチケットを取れなかった人がいるのかと、(アクティブ数は知らないが)2300万人を要するゲームの物量・数量の重さ広さ多さその他諸々をびしびしと感じた。暇潰しのために持って行った本には、指が掠る事さえしなかった。たまに無為な待機を強制されると自覚し直す事ではあるが、虚空をただ一心に無心に見つめて事態が飛び去るのを待つ事ができるというのも、それもまた一つの才能なのかもしれないとは考えず、ただどこかにある時計の針が進むのを待っていた。すごい人だった。メインホールに入るとそうでもなかったが、ホールを3つぶち抜いていて単純にデカかっただけかもしれない。ククルお姉ちゃんの新規書き下ろし絵を見られただけで、もう相当に本当に満足だ。ククルお姉ちゃん……。