他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

どうぶつの森で海に流したビンはどこへ流れ着いたかな

ものすごく驚く事があった。買い溜めしたバナナマンライブDVDのうち、ある一本を観ていた。『LOVE IS GOLD』という、2014年のワンマンライブのものである。一本目のコント映像が流れ出した瞬間に、「んっ?」と思った。どこかでよく知り、食べ慣れた味が喉を下っていく感覚があった。すぐに分かった。いや、しかし、と思い直す。いや、まさか、の念の方が今は強い。一本目のコントが終わった。オープニング映像が流れた。間違いなかった。私の直感は、と言っても元を少しでも知る人間ならば一瞬でそうと悟ってしまう類のものではあるのだが、正鵠を射ていた。というか、なんなら本家をそのままなぞったものと言ってもいいくらい「それ」だった。なんと、アニメ版『化物語』ファーストシーズンの「ひたぎクラブ」OPのオマージュ、そして冒頭で覚えた既視感は、シャフト特有の、映像なのに字面をぶち込んでくるあれだった。シャフトのそれに比べれば、二番煎じ感がものすごかったが、しかし、バナナマンの周囲にいる制作スタッフ、それどころかバナナマン当人達が、『化物語』のアニメを観ていようなどとは今日という日まで一ミリも考えた事のなかった可能性である。そして、そのルートは実現していた。コンテンツが(ある程度)開かれたものであるという当たり前の事が、再び分かった。ここ数日、DMM配信のゲームで他にシナリオが面白そうなものはないかなと思って新しくタイトルをほじくってみている。グラブルなどそれなりのゲーム界隈を見聞した結果、「(制限はあるものの)好きなキャラを取れる権利ひとつ+10連ガチャ」が3000円である場合コンテンツ周りの配給が気前よく、5000円だとかなり渋い(上位コンテンツへのアクセスに課金ほぼ必須)という法則を掴んでいる。そんなに大きく外しているとは思わない。まあ、抱えているユーザー母体数の比で色々あったりなかったりするのだろうが、これが一つの決定的なボーダーではないだろうかと、私的試金石を開陳してみる。『FLOWER KNIGHT GIRL』は、5000円の方である。行動値などが結構渋いと思うが、キャラ個別のシナリオは結構いい。無論、私が気に入ったキャラしか見てないというのもあるが、「デートシーン」という他では(私が)見た事のないコンテンツが、意外と良かったりする。このゲームの運営は金の使い方を知っているらしく、イラストにじゃぶじゃぶリソースを割いているので、もしかするとシナリオライターもある程度以上の基準にしか頼んでいないのかもしれない。心臓にいい。