他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ラップに包んだおにぎりを投げつけてくる不審者がいたら怖い

感情が生起すると、抑圧と死滅を強いる内的作用が働く気がする。地震に伴う津波じゃないのだから、たまにはエモーショナルなウェーブに胸中を洗わせたって全然構わないと頭では思うのだけれど、頭じゃないどこかの部位が、そういった享楽を妨げてくる。楽しい気分になると、気分が上がると、あとでどうせ運動エネルギーを失って落ちるのだから、そんな事になるのであればハナから上昇なんてしなければいいのだと考えている身体のパーツがあるのだろう。精神がどこか物質に宿る的な話をするとどこかの哲学派閥に怒られそうだが、取り外して点検して、車検みたいな定期メンテナンスがあって正常にメンタルが作用するよう保証してくれるのであれば、私は精神が物質であって全く構わないというか、むしろそちらの方が安心する。心が安らぐのが嫌みたいなので、どこかの部品が象限の快に属す方に足を踏み入れて足湯を楽しませてくれないからこんな事になっているのだが、摘出して原理を書き換えられるのであれば、だいぶ心中楽になると思う。でもこんな事を考えていると胸がざわざわする。そんな革新はいらないから、夢を見ずにゴミ溜めに埋もれておけと言ってくる何かがいる。何種類かのラップをいじくり回しているうちに、ラップにもどうやらいくつかタイプが存在するらしいという事が分かった。化学物質に詳しければ、PPEとかなんとか、地に足のついた話ができるはずなのだが、精神が身に足ついてない気さえするので、そんな厳格な話はしない。大体、およそ、こんなもんかな、という程度の話である。いち。適度な粘りがあって、食器に気持ちよく吸い付くタイプ。前使っていたのがこのタイプだった。変にパリパリしておらず、ゆったりと伸縮性があり、ある程度の空隙を確保しつつも害にならない程度に密封しやすい。肉を冷凍保存する時にも便利である。に。大して粘りがなく、ものすごく切れにくく、食器に全然フィットしないタイプ。前薬局で買ってきて失敗したなと思っているのがこれである。何のために刃がついているのか、目を疑うほど綺麗に切れない。変な尻尾が毎回できる。ラップを切る時の、「びっ」という気持ちのいい音が一切しない。ずる、ずる、と抵抗に引っ張られて生肉が割かれていくような、鈍い手応えしかない。このタイプのラップは撲滅するべきだと思う。さん。粘性がありあまり、ぶよぶよしているタイプ。慣れると扱いは難しくないが、慣れるまで意味が分からない。切断部分に手を添えてちまちま切らないと話にならない。世界のラップ全てが一番目のタイプになればいいのに。