他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

白熱して気球みたいに飛ぶ教室

寝起きの悪さを押して無理やり起きたところ、夕方くらいから脳味噌のだるさというのか、人間なる有機体としての不具合がものすごく、エラーコードが連発されるような鈍さの中で、ぐったりした。打ちっ放しのコンクリ壁が両側から迫り来て、ナポリタンがぐちゃぐちゃにされていくところを壁面埋め込みのカメラで見ているようなのだが、多分伝わんないだろう。うふふ、うふふ、ぽわぽわぽわ〜と空想する時に、一次題材が手元にない、unavailableなものである事が多いような気がする。自分の周りにあるものを取り上げて、これがああだったらこうだったらみたいな展開をさせない。ないものねだりの上にないものねだりを重ねて、想像上の裸の王様に空想の着せ替えをして遊んでいるような気がする。曜日を確定的に認識しておくのが難しい、よく忘れる。一週間のうち、月曜日から金曜日までは平日で、この5日間は「ウィークデイ」として認識すると実質全部まとめて1日みたいなもんである。土日は休む日だと思っているので、この2日間もまとめて実質1日だ。だから、頭の中で一週間は「未分の1日と往来に人通りの多い気がする1日」の約2日間で認識されている。一ヶ月は約8日が迂遠に過ぎていく期間に過ぎない。どろどろと、半壊状態のなめくじが今際の際を舐めるような進み方をするかと思えば、うっかり包丁を取り落とし床に落ちるまでの、切り詰めて裂くような一瞬でまとめて更新していく事もある。時間というやつはむら気なので、誰しもに同じように自分を見せる事を快く思わないのだろう。時間の色気なんて、もうずっと見ていない気がする。生きている瞬間が輝いたりとかしていない気がする。ロボットは死ななくて、人類が滅亡した後のゴミの山の中で再起動して動き出したりしたら、サビが時々ちょっかいを出してくる程度で、のろのろと動き出しそうだ。IH器具の上で沸き立つ鍋を見ていると、大通りに立っていて「今飛び込んでも死なないんじゃないか」と直感するあの時みたいに、天板を触っても無傷で帰ってこられそうな気がする。でも、前触ったら熱かった。器具が熱いのではなく、熱くなった鍋の熱が移って熱いらしい。お弁当におかずを入れる、ホイルのちいちゃい小鉢みたいなやつがあって、あれに数枚おきに挟まっている薄紙の仕切り、あんな風によく考えずぽいぽい脇に捨てられる事ばかりなら眠くなったり頭が痛くなったりする事もないような気がするのだけれど、醤油風呂ってあんのかな。