他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

言葉尻を鷲掴みにして揉みしだく

一日の始めに、それとなく軽めに屈んだところ、漫画表現で言うところの背景黒ベタに白の稲妻が走るあれみたいな現象が発生し、半日近く右足を庇いながらえっちらおっちら歩く羽目になった。膝とはそれすなわち、皿と二本の骨柱、とそれに繋がった色々な有機的生体的アレのめっちゃごっちゃジャンクションなので、どこかが上手く行かなかった結果玉突き事故を起こしてビキィっとなったのだと思いたい。屈むのに上手いも下手もあって溜まるか。しかし、重量上げの際に足でなく腰に体重を乗せるメソッドの方が身体への負担が少ないとかなんとかがある事を考えると、下手な屈み方もまた、存在する、のか……? 吉野家の外壁に、新メニューのバナーがかかっていて、おうおうどんなもんやじっくり見せてもらおうやないかと視界に入れた瞬間、意味内容がショートした。もずく牛丼って何だ。どうやったらもずくを牛丼に乗せようと思うのだ。もずくが牛丼に乗っていた。東京と沖縄、それにわずかばかりの地域だけでの限定発売らしい。沖縄のもずくを使っているようなので沖縄での販売は分かるが、全体的に????と闘う羽目になる。もずくの酸味と牛丼タレの甘みが絶妙に合わなそうな気がするのだが、果たして。あれと果し合いをする気はないので、誰かに食べさせて感想を聞きたい。電車の窓から見えた中古楽器屋の看板に、「販売 ヴィンデージサックス」などなど書いてあった。目が悪いのでヴィンテージかと思ったらヴィンデージだった。vintageと綴るはずなので、vindageでは絶対ないはずなので、辞書を見たが前者しか項が立っていなかったので、誤植である。横文字をカタカナイズして用いる時に、よく分かっていないのか分かってやっているのか、濁らない音が濁点を担がされたり、濁った音が浄化されたりというのはたまによくある事である。経験があると脳が訴えてくるが、具体例の収集をサボったがために説得力が薄い。日本語の「ヴィンテージ」から直ちに想起されるイメージが英和辞書の第一義として載っているかとついつい先入観を持って参照してしまったが、一番最初に取り上げられている意味は「(優良)ワインの作られた年[場所]」だった。例文がなんだか納得行きづらい意訳を与えられているので奥歯に物が挟まったような心地がするけれど、まあ確かにそっちの意味が優勢してもおかしくはないよなと思う。あ、これは形容詞の項を見ていたな。名詞もあるのか。あ〜。なるほどね〜。