他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

災い転じてポルトガル

ルールが違えば試合にならないので、勝手が違う相手とは距離を置いてできるだけ「戦わない」事にした方が気が楽だ。異種格闘技ルール無用情け無用組手を地下競技場以外でやらなければならない理由がないのだから、これは勝負が成立しない、ただ笑われるだけのガヤ被害者になりそうだなと思われたら撤退するが吉である。錠剤洗浄、じゃないや常在戦場とまでは言わないが、他に戦わなければ生きていけない場面なんて日常生活のそこかしこにありふれている。無駄に消耗してここ一番でへばるよりも、無用なストリートファイトはひらりと身を躱してやり過ごしたい。サラサラな血の気がさらさらないからこんな屁っ放り腰な事をほざくのやもしれないけれど、生傷を庇いながら日常の所作で気を散らすよりは、やはり一大場面に向けて温存できるものは温めておきたい。色々やってたので冷めちゃいましたけど、温めますか、お箸はつけますか、とか目の前にaffairsが迫っているのにのうのうと呑気にコンビニ接客ごっこをやっている暇はない。まあ、だからやっぱり、常在戦場というのは、戦闘と戦闘の間に挟まる安寧は、オセロで黒黒に挟まれた白みたいに、裏側に戦場を隠しているものなのだろう。光あっての影で、逆もまた然りだから。市街地のぷち繁華街みたいなエリアをちょこまかする数日が続いていて、一昨日くらいに意味の分からないフォーリンおもちゃを見かけたので記録しておきたい。その名を「Maki Stack」という。

https://www.blueorangegames.com/index.php/games/maki-stack

本当にさっぱり意味の分からないおもちゃなのだが、なぜと言うに、「目隠しをして寿司や皿、醤油をカードの指示通りタテに積み上げていく」という本当に意味の分からない遊び方だからである。パッケージデザインを見るに、目隠しは寿司職人が巻くハチマキがモチーフなのだが、あれはハチマキであって目隠しではない。そして、寿司と醤油と皿は地面に垂直方向に積み上げていくものではない。日本料理が海外に渡ると、ほぼ間違いなく例外なくエスニックな味付けに変貌し舌を多大に混乱させるのだが、このよく分からない伝播の仕方に見舞われた寿司ゲームもまた、元のテイストを全て剥ぎ取られていた。はて。本屋に行くと、古本のカバー装丁だけを取り外し、中身をすっかり白紙の束に入れ替えた、ぱっと見古本中身は手帳という素敵感溢れるアイテムを見つけた。ある先輩にぴったりな品を見つけたので買って帰る。