他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

襤褸を儲ける元手

冷房をつけずに過ごせたので今日はいい日である。夕方くらいから、じとじとひた走るような暑さで薄く汗の膜が浮かんでいるような気もするが、許容範囲内というか無視できる範囲内なのでよろしい。それ以外は、何だ。何かしたかしら。本は読んだ。布団に寝っ転がって、上方に腕を突き出して、電灯に真正面から喧嘩を売っていく姿勢で本を読むと、今まで視力落ちるし腕も痛くなるしで辛い思い出しかなかったものだけれど、身体の変化があったのか心境の変化があったのか快適で仕方がなく、さすがに血がどうとか筋肉がどうとかの理由があってたまに横に寝転がって見開き半面を布団に休ませてもう半面だけ起こして読んだりしているが、とりあえず目だけが運動していてそれ以外の器官がほぼほぼサボりっぱなしというこの仕方、たった数日でものすごく気に入った。ただし、日中に布団に横たわってもそこまで不快でない気温の日にしか許されざる蛮行であり愚行なので、いや待て、逆に考えるとそろそろ本格的に寝そべり読みの季節が到来間近だと考えると、これは胸が高鳴りはしないがそれなりに楽しそうな季節ではある。でも和書は寝っ転がって読む気にはなれず、今黙々とちまちまと遅々としてしかし少しずつ読み進めているのは洋書であって、横文字の本を完読しそうになるのはいつぶりだったか思い出せないくらい前である。ついでに今回はある程度内容が頭に残ったまま読み進めてもいるので、そこは驚きである。本は大体読んだ端からほぼ全ての内容を忘れて何読んだのか覚えていない。不思議だ。くそ堅いバキバキの専門書でもなく、かわいらしい小説でもなく(小説は小説でその言語特有のlooseな言葉遣いとかが出て来て、その瞬間に頭の中で辞書がぱらぱら崩壊する音がするので別だが)、ちょ〜どいい感じのズブ素人と専門家の中間くらいに位置した、3倍希釈カルピスみたいな絶妙さがあるからかもしれない。自分でカルピスを薄めた経験はないので、希釈濃度に関しては個々人の経験に照らして自分に一番ちょうどいい濃度を選択してもらいたい。3倍くらいだとまだ濃いのだろうか。ともかく、ある程度ちゃんとした本を久しぶりに読み終える事ができそうな気がしてきた気配がむくむくと女心と秋の空なので、土曜日くらいまでにはケリつけてしまいたい。まだいっぱい残ってるし。IH調理器と炊飯器とエアコンがコンセントを取り合って喧嘩しているから、そろそろエアコンが用済みになればいいなあ。