他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ゴールデンベル

睡眠周期コースアウトの気配はさらなる悪化の一途を辿り、2時とか3時に起きて、それはもう眠眠打破に寝られないのでゴロゴロしながら5時を待ち、眠いなあと思いながら7時にかけた目覚ましを期待しながら意識を彼方にやったところ、目が覚めたら9時で、これはもう間違いなく身体がバカバカの大馬鹿ポンポコリンになっている事間違いなしである。眠い。変な時間から変な時間まで眠い。変な時間と言っても、時間は均質でのっぺり流れながらあくびをしているはずだから(相対性理論とかだと均質と言うにはあれだったような気がするが、そもそも表現の語彙範疇がどの辺にあるのか分かりかねるので何とも言えない)、時間は平等である。平等に扱わないこちらに落ち度があるのだ。おっちーど! おっちーど! 時間に人格を与えれば、平等に博愛で平等に同質だろう。博愛が過ぎればそれは誰も愛していないのと同じとは一体どこで読んだ言だったかそれはもう長い事思い出せないままだが、時間は誰にでも優しくて誰にでも優しくない。膝に取りすがる事を万人に認めてはいるが、嘆願悲願を聞き入れる懐はどこにも持ち合わせていない。ただ流れるだけで、ただすり減っていく預金通帳の残高みたいなもので、五劫の擦り切れなんて暇な真似を寛容する、ただ広がるだけの四次元ポケットだ。他のひみつ道具や、同じく取り込まれてしまった被害者一同を探し当てている間に、こちらの肉体が保たずにボロボロになる。なので俺は……。どうすればいいんだ。分からん。とにもかくにもゲロカスに眠いのだから。健全な魂は健全な肉体に宿るのだ(sane)。健全な肉体も健全な魂も、一体何じゃそりゃと言いそうになるくらいには疎遠になってしまったが、少なしラテン語ではそう書かれている。ギリシア語まで遡れるのかどうかは分からない。今日読んでいた本に、「カエサルは殺される時、最後の一刺し以外呻き声をあげなかった。あるいは、『ブルートゥス、お前もか』と言ったとも伝えられる」(大意)とあり、なんじゃそりゃと思った。スエトニウスの歴史書なので、あんまり下手な事は書いていないだろうから、現代でガンガンにアンプリファイアされて知っている最期とは全然違う。確かシェイクスピアの書いた劇が後者の仄聞を採用したドラマチック仕立てだったはずだから、そちらが反響しまくった結果なのだろう。カエサルの人柄を語り上げるセクションを読むと、押し殺して殺された方がらしいな、と思うけれど、タイムマシンでもなければ確言はできないか。