他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

コースアウト料理

悪天候がまだ裾を引きずっている。巻き込まれたままそろそろ2週間になろうとしているが、明日晴れるとか晴れないとか聞いた。私はそもそも、洗濯物が干したい。カピカピになったバスタオルを取り込みたい。湿気と暗がりと日光不足のせいで、これはなかなか精神に来るものがある。それほど長い時間この環境に晒されているわけでもないのに。太陽と、サンベイジングによるビタミンDは人体にとって肝要なのだなと思わされる。ほぼほぼ食い尽くしてから気が付いたが、明日の朝ご飯として炊ける米の量がかなりギリギリだ。紙袋の底数ミリくらいしか厚みがない事を結構前に認知したはずなのだが、その場を離れると一瞬で全てvergessenしてしまう金魚鳩脳なので手遅れだ。もし明日晴れるのであれば、帰りがてら遠くの店に肉やら何やらを買いに行くので、そこでパンを買って延命しよう。今の季節だから随分と適当にごまかせるが、夏場なぞは室温で食パンを放っておくと、消費期限を一日過ぎるだけで白い糸を引いたりする。センシティブだ。イギリスの気温でも、夏なら2日くらい置いていると何かが生えた気がする。気にせずに、あるいは気が付かずに何枚か食った事があるが。餅にカビが生えると、もうその餅は全て蝕まれているから食わずに捨てろと言われる。まあ、しかし、カビが結集した部分を削ぎ落とした残りを食べたからといって、すぐさまぽんぽん痛いになるわけではなかろう。理と情の狭間で生きているのだから、その辺をどうするかは、自分で考えて決めたり決めなかったりしたい。風邪を引いている時にカビ餅を食おうとは、思わんだろうなあ。うぐいす餅食ってる時は似たような感情になる。それも安いやつを。俺が食っている、緑色の粉に塗れたこの半軟体物質は、一体正体は何だ? って。安いうぐいす餅だと、かかってる緑の粉が食用だろうが食用じゃなかろうが、なんなら餅に生えたカビを磨り潰してふりかけにしたものだろうが、全部値段が生み出す誤差の範囲内に収まるから分からないし正体がどっちでもどれでも構わなくなってくる。そういう時に求めているのは、うぐいす餅のイデアを分有するそれ的な、そこにあるそれを食している事実の認識が大切なのであって、うぐいす餅そのものへ向けた志向活動ではないから。何を言っているんだ俺は? 明日明後日とぶっこ抜けない用事があるから、まともな人間としてのあれそれを取り戻していかんといけんね。