他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

お電話ッ

コールセンターに電話した時、「おでんは煮物です!」と言われたらめちゃくちゃ面白いと思った。何が面白いのか分からないと思うので説明すると、電話応対の最初手は概して「お電話ありがとうございます」である。この冒頭数音、odenwaが共通していて、そして全く文脈のない流れで「おでん」を突っ込む、あら〜〜〜面白いわ〜〜〜と夜の田舎道を走りながら考えたのだ。「ありがとうございます」と「煮物です」は音数こそ違うが全て同じ音階で発音できるので、バナナマンのincident in the mountainであった指切りげんまんのパロディ、「指切り幻覚鬱肺結核治れ」に通ずるものがある。コントの導入でさらりと入れると気持ちよく決まるかもしれん。ていうね。幸先のいいスタートが切れたんじゃないのかなと。初詣の話でもしますか。実家の近くの神社で毎年年を越しているわけだが、年々少しずつその瞬間に境内で並ぶ人が減っている気がする。気のせいかね。数年前まではニューイヤーと同時にささやかながら祝砲が上がっていたはずなのに、いつの間にか鳴らなくなった。近所の人がうるせえとかやかましいとか、苦情のひとつやふたつをぶち込んだ結果上がらなくなったのかもしれない。代わりに、おじさんがゆるゆるしたリズムで叩く太鼓の音で年始が告知された。御神酒が提供されているのを脇に眺めながら、俺酒飲めねえしな〜と何回思ったかね。絶対おみくじを買ってしまう。なんというか、これはもう、個人的な越境の儀式と化しているんじゃないかね。財布の隠しポケットを引っ繰り返したら、去年のおみくじが綺麗な状態でそっくりそのまま出てきて、自分の物持ちの良さに舌を巻いた。定期的に舌を巻いている。今年のおみくじも、あら〜〜〜私の現状でこんな事言われるとかゆいところよね〜〜〜という項目があって、おみくじに対して各人色々思うところはあるだろうが、私は結構重視している。今年は末吉。いっつも大吉やら吉、小吉あたりの階梯上下を忘れるのだが、運勢も気の持ちようみたいなところあるんでね。短歌みたいなところが、グッサリ来たんだよね。独特の雰囲気あるあの空気感の中で目を通す読み物としては適している。自分の中で守るべき祭壇聖域が人通りの少ない地域にあるので、意地でも守るぞみたいな意地はすごい少ないのですけど、得意と言って恥じない分野に関してだけは、砂被ってでも覆いかぶさって傷負うくらいは甘んじようかなという初夢は見なかったな。そもそも初夢見なかったや。