他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

腰に手を当てて哄笑

学校が休校になり、食材がしこたま余って大変な事になっているらしい。たとえば、牛乳とか。数値と単位を付き合わせただけで理解の範疇をたちまち超えるくらいには影響が出てしまっているらしく、色々な方法で対処しようと奔走しているようだ。で。通りがかったローソンの入り口に、色紙に手書きで「ホットミルク65円」と書いてあった。安いな。130円から半額になってその値段らしい。安いな。おそらく、想像だが、突然余剰になってしまった牛乳をどうにか捌けないか、一環としてローソンがこういうキャンペーンをやっている、とか。エロ漫画が大好きなので、ホットミルクと言われるとエロ漫画誌の方がプライマリーに浮かぶのだが、悲しいかな、現今のコンビニからエロ本売り場は消えてしまった。そっちじゃない方、温めた牛乳の方。なんちゃらかんちゃらとブランドをつけてコンビニがカフェ系製品を売っているが、どうにもカフェインを受け付けなくなってしまったから、元々全く用がないからコンビニには行かない。このホットミルク65円に、誘蛾灯にふらふらと引き寄せられる虫のように、足が向いた。日頃飲みつけている三種の神液、水お茶牛乳の一柱、しかも外食で牛乳を飲む事など、ない。ないと言っていいと思う。それゆえ余計に。65円だけ払うのも、それだけ買うのも大変恥ずかしくて申し訳なかったので、めちゃくちゃ店内を彷徨って迷った挙句、ツインシュー? みたいな、かわいいシュークリームを買った。100円ちょっと。コンビニのどうにも好かないところは、スーパーで買った方が安いところである。こればっかりはどうにも。レジでカップをもらって、コーヒーマシンの方に誘導された。同じ機械から出るんだ。イギリスのビュッフェ式ブレックファストだと、牛乳がなみなみと入ったグラスコップがでかでかと印刷されたサーバーが置いてあったりするのだが。しかも、ホットミルクのメニューに辿り着くまで分かりづらい。普段ホットミルクを狙い撃ちするような人も少ないだろうし。ふたつの管から、じゃばじゃばとミルクが出る。ドリンクサーバーのあのふたつの管って、どういう役割分担があるのだろう。そして、ミルクという単一の液体に対して、その機能はいらないのではないか。天面が、少しフォームっぽくなっている。コーヒーマシンの性(さが)か。牛乳に張る膜とはまた少し違う、微妙な感じがある。熱い牛乳だ。ホットだ。グッと飲んだ。うめえな。うめえよ。ホットミルクうめえよ。乳という感じがした。ちゃんと牛乳なのだろう。うめえよ。居酒屋で、ホットミルクも注文できればいいのに、と思った。冷め切る前に飲み干した。ぬるい牛乳は、何とも言えない飲みたくなさがある。あのホットミルクが件のような牛乳なのかは知らないが、牛乳はうまかった。