他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

吊るし上げ茄子

ダイショーの塩コショウを買った。ダイショーの塩コショウは、形状が完全にダイショーの塩コショウで、私の頭の中では、塩コショウと言われると真っ先に思い浮かぶのがダイショーの塩コショウである。実家で、というか母が長年使い続けている塩コショウがダイショーのそれで、実家が今の場所になってから、台所の網棚に引っかかっている図太くて寸胴なそれに対して、一種の憧れみたいなものを抱き続けていた。その割に、今まで買った事がなかった。よって、買った。人生で、塩コショウを買ったのは初めてかもしれない。それぞれ単独で買う事はあっても、salt & pepperという形で買った事はなかったと思う。胴回りの太い感じが、とてもよい。二の腕くらいある。エロ漫画に見られるぶっといチンポくらいあるかもしれない。チンポの太さが、一体どれだけ挿入感や圧迫感に影響するのか知らないので、細いのが出てきてイマイチな反応をするのは分かるが、太いのが出てきたとしてもそれがスタンダードからどれだけ超過したものなのか、そしてそれが及ぼす諸々の変化は、などが気になった。塩コショウの話だ。ピストンの最中にすっぽ抜けて虚空に射精するような脱線をしている場合ではなく。ダイショーの塩コショウが、大げさに言えば塩&コショウ部門で家庭の味的なそれであり、加減が分からないので塩を軽く振った野菜炒めに、適当にサーっと振りかけてみた。思ったより射程というか、初弾の伸びがよく、フライパンの外に多少こぼれた。食ったらしょっぱかった。「塩」を振った後に「塩」「コショウ」を入れたわけだから、塩成分が2倍になっているわけである。当たり前である。けれど、その過剰分を差し引いて置いておくと、実家で食べる野菜炒めの風味がした。調味料くらいでしか味が変わらないのに、そして野菜炒めなんて素材が野菜だから風味にそこまで影響しないのに、どうしてあれに似ないのかと思っていたけれど、どうやらダイショーが答えだったらしい。昔とは少しパッケージが変わっているが、おおよそピンク的なカラーリングはそのままのようだ。世間の方では、またどんどん色んな話が出てきていて、目に見えないものに恐怖というか注意というか、抽象的なものに抽象的なものをぶつけるのが苦手なので未だに手触りを伴って理解できているわけではないのだけど。体験の共有を、浅いところならまだしも深い深度で、しかも多数で視覚化されてする事にどうしようもなく耐えられないので、消化の方法が分からない気持ち悪さで〜〜〜〜〜〜となる。